ダリングとビベリング

皆様、こんにちは3月後半、東京は桜が開花して春なのですが、お山はどこも雪降りまくり

今週末の青森、八甲田モデル記念キャンプはいい雪になりそうで、今から楽しみです

長期予報でもこの週末で寒気のセットは一段楽して、春が到来する模様でございますので

残り少ない冬を楽しんでください

でお題のダリングとビベリング、イングイングとなってるからには〜をやるでございますゆえ

ダリするビベルするですね、どうでもいいことすんません!

この数年スキーチューナー達が先ずやらないであろう、強めのダリングというか大丸めの

ノーズとテールのエッジがもてはやされた感がありますが、それも落ち着いてきまして

というのもその手のスノーサーフボードという括りは好きでないのですが、そういう板ですね

を触った方々がご自分で丸めまくって、ぬるぬるのズルズルにしすぎてしまって肝心の

カービングに問題が出てしまったという方が見受けられますです、はい

もう一度確認しますと、ダリングは必要のない付いてると危ないエッジの鋭角な角を

色々な道具を使ってケガなどを防止してなおかつ万が一他の人に接触したときに安全なように

加工することです、そこには滑りがどうのこうのは全く関係してきません

ビベルからフェードしていくエッジの調整とは話が違うのですね、ビベルは滑走面側からのたらしと

僕たちは呼びます、どれ位たらすかどこから垂らしていくかなどですね、このビベルのやり方で

サーフボードでいうタックしたエッジがアウトラインから内側に作られます、これは必ず現れるので

スノーボードの場合はアウトラインエッジとインエッジのダブルエッジになると僕は考えてます

ソール側においてはこのビベルをとぎれなく連続して変化させることで一つの形が作られます

これを人によってはシェープと呼ぶ方もいます、僕は調整ですね調律と呼ぶ場合もあります

それに合わせてサイドエッジの調整に入り、ライダーの好みに合わせて行きます、最後に全体を調整して

僕が一番気にする数値に現われないバランスをエッジに表現出来ているかを確認します

非常にざっとですがこんな感じの流れでチューニングが行われます、エッジは引き算ですから

後戻りはできません、どれだけの調整の範囲を残せるか?がいつも頭を悩ませる所ですし

強度が落ちてしまうほどの極端な削りはなるべく避けたいとも思っていますが、エッジに入った

傷は虫歯のように詰め物ができません、削り取るしか方法はないので、シーズン初めのやられ対策に

傷をきにしない板を用意されることをオススメします、大切なボードはハイシーズンに使いましょう

個々の乗り手に合わせた調整ほど難しいものはありません、少しずつ調整して擦り合わせていくのが

最良でしょう、そのため僕がチューンに入る前は、沢山の情報を必要とします、動画を送っていただくと

とても助かります、イメージを伝えていただくのも重要です、ひとつと同じ調整はないのがチューニングです

基点となるベーシックエッジからの調整が大切だと思っています、すべてはバランスです fileman