日々楽しく

初冠雪の噂も届いてきた今日この頃、焦りもありながら楽しんで仕事を

している、良い感触があるとさらに追及したくなり、慌ててストップも

よくある話、いつの間にか顔はにやけていてかなり気持ち悪い

絵面だろう、親父がにやついて板を触っている姿は

そうとうに変態だ、、、

ところでワックスのお話し、ホットワックスの滑走性と耐久性は疑うところは

ないのだが、やはり時間と場所などのかねあいでだれでも出来るわけではない

そういう人のためにか今シーズンは各社がペーストや液体系の下地ワックスを

発表している、遠征先で簡単にメンテナンスが可能であれば相当に便利な商品だろう

僕も今シーズンに出先でテストしてみようと思っている

とは言え冒頭に書いた通りチューンのおいてはホットワックスは

やはり避けては通れないとも思っている

なんで何回もホットワックスしてソールを仕上げるのか?

そんな面倒なことをしなくてもいいのではないか?

と必ず疑問に思うはずだその答えを自分なりに考えてみた

ソールには非結晶の部分があってそこにはコップにビー玉を詰めた時の

隙間のようなものがある、そこにワックスというパラフィンを溶かして詰め込む

ことで染み込むという理屈だ、ところがこの隙間はばらばらの大きさで

ごみなどで隙間に届かないこともあるという状態という推測をして

溶かしたパラフィンを使って隙間を広げ中の汚れなどをワックスと一緒に

とりだして綺麗にするという効果と広げた隙間にさらにパラフィンを詰め込む

ことができるということの効果をねらっての作業なのだ

だから隙間に膨張伸縮率の高い成分を詰め込めば隙間を簡単に広げられて

ワックスの浸透量も多くなり、さらにその成分が固くて滑るものであれば

長い時間滑走性能が持続するという考えが浮かんでくる

これが近ごろ話題のワックスのことだと理解したのだが、僕は化学者ではないので

本当のところはわからない

ただ今のところパラフィンに勝る滑走材はコストと作業性を考えればやはり無くて

パラフィンがベストだと思っている

柔らかいワックスで広げた隙間に少しずつ滑りと持続性のいいワックスを詰め込んで

作り上げたソールは最高だと思っている、粉雪のなかで一番滑るのは温度にもよるが

やはりパラフィンだと思う、一度作ってしまえばメンテナンスはブラシと生塗でほぼ

滑るはずだ、シーズンの切り替え時期にもう一度作ってやれば大丈夫だし

春はリムーバーとスクレーパーと金属ブラシのシーズンだから話が変わってくる

石油由来のパラフィンも自然の産物といえばそうなのだが、天然の植物などから

由来するパラフィンでスキーワックスを作ってもらえたらと思う今日この頃だ

自然に優しくと思いながらも、ガソリンを焚いて山に向かいジェット燃料で時間を

節約しているのも事実だ、本当に人間は身勝手でわがままな生き物なのだ

だからといって原始時代には戻れない、今のバランスのなかで折り合いを

見つけながら日々を楽しんでいくことが良いのだろう