板の性格

人がそれぞれ違うように、スノーボードもそれぞれ性格が違う、モデルが違えば

乗り味が変わるのは当たり前だが、同じ板でも仕上がりによって性格は微妙に違うのだ

たまには真面目なお話でもと思いついて、今日はそんなお話を、、、

つまりいくら素晴らしい板であれ、製造上の歪みなどは必ず存在するこれを僕たち

チューナーは見つけ出して本来狙っていたであろう製作者の意図を探り形を正していく

こんな作業こそがチューニングの大切な部分だと常々思っている

レーシングカーやラリーカーなどにしてしまうのもチューナーの仕事だが、板本来の

性格が素直に出て来る正確な形状に仕上げることで、僕が思うベイシックエッジとソール

が完成すると思っている、特別なことや変わったことは何もしていないのだけれど

まずはそこから始めないと、わからなくなってしまうと思う

なんでこの話か?というと新品の板を納品するときのプレチューンといわれる

チューンを行なっているのですが、本来の形状が出て来ていない板も見受けるからです

僕が思うに素性が素晴らしい板であればあるほど、その性格を素直に出してあげられる

手助けをしていくのもチューナーの仕事だと思うからです

コーティング落としてダリングしてできましたでも良いですが、せっかくの素晴らしい板ですから

ニューボードのベイシックソール&エッジを作ってから乗ってあげることをオススメしたいですね

工場から上がって来る板は99%の完成品です、残りの1%が施されてはじめて完成します

まずは製作者の意図を感じてから自分の感性にしたがってチューンをしていきましょう

正確に仕上げた板は本当に気持ちのいい乗り味です、試していただければわかります

新品の板を購入なさったら是非チューンしてから乗られることをオススメいたします

今週末は素晴らしい雪が待ってます風邪など引かぬようにお気をつけくださいませ

MAGICFILEMAN