解き放たれた

多分初めてであろう、午後の便での青森入り、すでに寒気が入っていて

薄いダウン一枚で浮かれてた俺は足取りが急ぎ足、地図が欲しかったので

本屋を探してうろうろとシャッターの閉まった店がやたらと目につく

ここ青森も商店の在り方、個人店の存在の方向が問われ出していた

通販がこれだけ発達した今の時代にリアルな価値観は何なんだろう

などと似合わないことを考えて歩いていたら、目の前に本屋があった

夜はガイドクラブの隊長と2人で飲んであれやらこれやら話が尽きない

考えてみれば青森で2人で飲んだのはこれだけ長く八甲田に来ていながら

初めてだったと2人して大笑いの夜だった

狙って行ったのだから当然だが雪は降り天気も良くこれ以上書いても

自慢にしかならないので、この辺りで、ワックステストはまた一つ

進めると思う、やはりストップスノーは複合技でかわして行くしかない

一つだけの特効薬は今の所存在しないと思う

天候、気温、雪の相、雪の態、水分、汚れ、全てが絡み合って現れる事象

この複雑なパターンをなるべくシンプルなアプローチで出口を見つける

のが今のところの最善策だ、やはりストラクチャーとシーズン毎の

レシピの微調整がキモだろう、また仕事の話になってしまいましたが

肝心の滑りはとても練習になりました、一人のガイドしていただくお客として

自分だけを見つめて何も考えずに滑れる瞬間は本当に解放されていて

スノーボードの楽しさを再び確認できた青森、八甲田でした、ガイドの皆さん

また解き放たれに行きますね、よろしくお願いいたします  MAGICFILEMAN