Magic Tune Blog
スノーボードチューンナップ
    3月 4, 2015

    3D

    3D地形を滑ることが今の滑りの流行なのだろう、昔から存在した地形の遊び

    なのだが、ここに来て再確認されたようだ

    その地形を利用して加速感をともない滑ることが今のスノーボードの一つの

    スタイルなのだろう、この流行に伴ってチューニングも重要だと気がついて

    もらえたようだ、だが3D、、3次元というのかな?

    これは板の中、エッジに対する形状に無いわけではないのだが

    今回の試乗会で直接設計者に聞いてみた結論は、まず2次元的に考え

    その次にターンにより連続的に変形していくエッジをイメージすると

    考え方を教えていただいた

    ともすると、考えすぎていじりすぎる傾向があるチューニングの世界だが

    なるべくシンプルな状態を基本に考えてみることだと教わったわけだ

    なんとなく自分の中にあったイメージだったので、何か凍っていたものが

    溶けて姿を現した気がした、、、求めていたものにまた一歩近ずけたのかな?

    やはり基本の中にすべては隠されているのだ、、日々探求

    2月 7, 2015

    SPLITBOARDING

    スポリットボードがこのところ騒がしい気配だ自分的に熱くなって取り組んだのは

    随分と前のこと、チューンも何もわからずにやみくもに割ってはつなぎ登っていた

    シールの使い方ぐらいは勉強になったし、弱点と利点が見えてきて、一旦完結した

    再びスプリットボードがシーンに登場したのは崖滑りのジェレミージョーンズの

    登場と同じぐらいのタイミングだったと思うが

    ボレーやスパークなどのメーカーを見てみるとシーンの陰ではスプリットマニア達が

    開発と実験を繰り返していたようだ

    すばらしく便利に誰もが使用できるスプリットボードに育ったわけだが、その取り扱いは

    相変わらずコツと経験値が問われることに変わりはない

    そんな中昨日2本のスプリットボードを納品させていただいた、まずは歩きからスキーモードの

    滑り方から練習をお願いした、登るためだけの道具ではないことを頭にしっかり理解させないと

    スノーシューの簡単さにすぐにやられてしまう物なのでその注意がとても重要なのだ

    そして再び自分でも乗ってみたスプリットなのだが、普通の板以上にチューニングが大切で

    割った時と繋いだ時つまりスキーとスノーボードの乗りやすさは当然でそこに繋いだ時に

    いかに一枚板のスノーボードの様な感覚を感じられるようにチューン出来るかが大切だと

    思っている、シールを貼っては剥がすの繰り返しなので、普通の板のようにワックスや

    滑走面にこだわれないのだが、回復力の有るワックスとスプリット用のストラクチャーが

    相性がいいと今のところ思っているが、色々とテスト中です

    スプリットボードに興味を持たれましたら、お気軽にお問い合わせください

    IMG_2223

    1月 30, 2015

    北の大地

    毎シーズン恒例の北の大地一人合宿から戻ってまいりました、今回はパイプラインの

    神様が降臨していて、恐れ多くも握手や写真などもいただき、15年ほど前のキロロも

    覚えていていただけたようで、とても嬉しかったです

    僕がトキワ荘と呼んでいるバックパッカーに一人で滞在してスノーボードと真摯に向き合う

    この時間を一番大切にしているには訳がある、仲の良い友人たちと馬鹿を言いながら

    楽しむツアーももちろん楽しいが、只々スノーボード、雪の感触、滑りのことなどで

    頭をいっぱいにすることで、スノーボードのゾーンに自分から入っていく事ができるからだ

    ゾーンに入るとは5感の全てが雪の中にある状態と言えばいいか、見ているもの体に感じるもの

    人と話している時も頭の中は雪の上を滑っている感覚だ、その状態で自分が試したい

    チューンした板を全ての感覚で感じ取ることが出来ると思っている

    もちろん一人とはいえ、力を貸していただける先輩の存在や、POWCOMガイド達の協力なしには

    滑りは実現できない、本当に感謝してる

    今回の合宿では武田さんとお話が出来たことがとても嬉しかった、先輩チューナーの一言は

    とても大切な僕の財産です、ありがとうございました!パウダーとパックとグルーミング

    この一見違って見える、雪の状態に気持ち良く機能するチューニングの共通項が

    少し見えた気がします、やはりまた基本に戻ることが大切なようです

    行っては戻り、全ては始まりの中にあるそういうことかもしれません

    今回の合宿の感覚を忘れないうちに自分の板に考えていた状態を施して

    次の滑りに行こうと思っています

     

    1月 17, 2015

    フラットキャンバー

    キャンバー側から言えばフラットキャンバー、ロッカー側から言えばフラットロッカー

    まあ呼び方はどうでもいいのだが、正式はフラットキャンバーだアクセルキャンバー

    との兼ね合いもあるしね、、、ようするにフラットなのだが

    ソールには微妙にコンベックスが入っている、これとライダーが板の上に乗ることで

    作られるナチュラルロッカーにより、ソールに3次元カーブが生まれることで

    GENTEMのフラットキャンバーシリーズの独特の乗り味が生まれる

    とても素直で乗りやすいのであるが、スイートスポットの狭さと乗りてにサボらせない

    少し神経質な性格が個人的には好感が持てる

    同じモデルでも板ごとに個体差があり、そこに合わせたエッジの調整はとても難しい

    今はBASIC EDGEが僕の一番興味のあるところだ、ナチュラルな中に乗りての好みと

    板の性能を最大限にすりあわせる事が出来たら最高だろう

    触りすぎずきっちりと作られたエッジとソールを作ることが今の目標だ

     

    1月 10, 2015

    BASICS EDGE

    この所のテーマがBASICS EDGE だ、素のエッジと訳せば良いか?

    工場から出たそのままと言う意味ではなく、滑る事の一番基本

    何も味付けをしていない、素のままの物と言う意味だ

    方向性の見えてない味付けの好みが見えてない滑り手には

    まずこれで乗ってもらい、その後のタッチを相談して行く

    ナチュラルロッカーとベイシックエッジから始めることで

    その先の違いが見え易くなる

    良く作られたソールと磨かれた基本の角度のエッジの組み合わせ

    がまずは重要だろう、その先にサーフスタイルが見えて来る

    明日は頸城山塊にて滑走練習です、生塗りワックスのテストを

    行います

    尾瀬で試したTT168の調律はとてもスムーズで自分でも驚いたぐらい

    シーズン最初にあれだけ違和感無く滑れたのは、初めてかもしれない

    テールエッジとソールから繋がるラインを少し調整したが、かなり

    良い感触だった、再び同じ板をテストします  雪楽しみ!

     

    1月 7, 2015

    新しい感触

    年が空けてからもバタバタでやっと自分の板を触れた

    新しいシェープで仕上げてみたので、雪に早く乗せたくて

    うずっとしていたが、明日は滑らせる事が出来そうだ

    今までの仕上げでも良い感想を伝えてもらえているのだが

    更に上を目指して行かなければ、駄目だと思うので

    自分の板で実験するわけです

    基本からほんの少し変えるだけで帰ってくる感触はとても

    大きく違います

    今の自分はもう一度基本に戻って、触り過ぎない素の感触を

    思い出したいと思っている  山が楽しみ

    1月 1, 2015

    嬉しい報告

    どうやら調律させていただいた板の滑りが良い様子で、一安心した

    ワックスが合うのか?エッジの具合はどうだろう?とか送り出した板達の

    調子はいつも気になっている

    今日貰った報告は、ニセコ、白馬、群馬と僕たちのほぼ中心になる活動フィールド

    での、感想だった、3つのフィールドで板は素晴らしく滑ったとうこと、低温域においては

    全く問題なく、温度が上がり湿度が上がると少し渋くなった気がしたがそれでも今までよりも

    滑っていた、これは温度と湿度上昇の対応策を伝えてなかったので僕の責任でミスだった、

    対応を伝えていれば全く問題なかったと思う、、、エッジに関しては昨年と少し変更しているので

    どんな感じの感想か楽しみだったが3D地形においてのエッジの感触は抜けの良さは変わらずに

    明らかにターンの弧が小さくなり後半まで、カービングで引っ張って行ける粘り強さを感じた

    というものだった、これは僕のイメージしているターンの感触と近いインプレッションなので

    しばらくはこのタッチで調律しようと思う、人それぞれ乗り手ごとに感じる物は違うと思う

    それを上手く伝えてもらい、微妙な調整に活かせればと思っている、まずは元旦から嬉しい

    報告が届いたお知らせでした

    ちなみにこの方は、業界の方なら誰でも知っている方です、縁有って僕がTUNEしています

    いつも感想を聞かせて頂けるので、とても助かります、素晴らしい乗り手でもありますし、、

    僕のテーマの力の有るエッジ作りがほんの少しだけ見えた気がしている頑張ろう!

    粉雪献上

    皆様が素晴らしい雪に巡り会います様に!

    今年も宜しくお願い致します!

    平成27年  迎春

    12月 31, 2014

    今年もありがとうございました!

    チューニングを始めたのは随分と前の事なのだが、途中で飽きてしまったり、他の仕事で忙しく

    やれなくなったり、色々と有ったがこの3年は集中出来ていることが自分でも判る

    これもひとえに僕を応援してくれるカスタマーとテスター達がいてくれるからこそだ

    本当に感謝しているしさらに上の次元を目指して研究して行こうと思う

    やればやるほどチューニングの世界は深く遠いだけれども、一番大切な物は

    いつでも基本と始まりの中に有るはずだ、自然の中にある造形を忘れずに小手先の技術に

    溺れない様に乗り手の気持ちが伝わる板に乗り手に気持ち良さが伝わる板に仕上げたい

    ありがとうございました!新年も宜しくお願い致します良い雪が降ります様に!

    12月 28, 2014

    大雪

    エルニーニョは雪が早いと書いたが、まさに的中各地で災害級の大雪となっている

    喜んでばかりいられないが、取りあえず各スキー場はほっとしている事だろう

    最も一番喜んでいるのはやはりスキーヤーとスノーボーダーだろう

    毎朝リセットされたパウダーを滑り倒せることは最高以外の何物でもない

    そうは言っても山に行けてない俺という現実も有る

    おかげさまで予想外に多くのチューニング依頼を頂けた為に現場でのテストが出来ていない

    年が明けたらと言うと鬼に笑われそうだが、時間を作って北の大地に向かう予定だ

    ゲレンデ近くに住んでいる訳ではないので、毎日少し滑るという贅沢は出来ないが

    波に乗る事だけは少しだけ贅沢させて頂いているから、去年の最高の思い出を

    今シーズンも追いかけるために、世界一の雪の国に向かうことが僕の出来る

    精一杯のスノーサーフスタイルだ、正月はゆっくりと家族と過ごし

    まずは前半に集中するつもりです、雪滑りたい!

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