Magic Tune Blog
スノーボードチューンナップ
    12月 26, 2014

    ソール

    スノーボードのソール、黒だったり白だったり柄が入っていたり

    まあ大体のソールの素材は黒、白、透明の種類です、それ以外にも着色された

    ものは数えられない位有りますが、それは滑りよりもデザインということで

    ダイカットと呼ばれる簡単に言うと金太郎飴のように合わせて薄くスライスして

    作る物も有ります、色の合わせ目に段差が出来るので、滑り重視の板には

    使われません、話がズレたました

    でゲンテンスティックはなぜ黒いソールなのか?まあ過去に透明や白なども有りましたが

    僕が思うにデザイン上の理由もあると思いますまずこれが一つ

    そして滑走性が期待出来る、これはカーボン混入ソールの場合静電気を逃がし易い

    と言われていますので、雪に吸い付きにくいのでは?と考えている

    そして個人的にこれが大きいと思うのは、ソールの状態が見え易いというのが

    有ると思います、ワックスが抜けて白くなったり、傷により白化しているもの

    が見え易いので、手入れをしたくなるというのが理由かもしれません

    手入れをしたくなるので、色々とやるすると滑る様になるゲンテンは滑る、、、

    と言う感じなのでは?とかってに思ってますが、この辺りはグルに今度逢った時に

    聞いてみましょう

    でソールなのですが、ロットにより素材メーカーにより微妙に堅さやキメが違うのです

    削ってみても磨いても違います、同じ板メーカーでも年式によって違います

    チューニングをしていてやり易いやりにくいということもあります

    そのあたりを上手く判断して、整えるのもチューナーの感覚が問われる所だと

    思います、考え出すとどんどん深みにはまる、チューニングは怖い仕事です

    12月 23, 2014

    力の有るエッジ

    今シーズンのテーマは力の有るエッジの解明だこの数年色々と試して少しづつ見えて来た

    カッターナイフではなくアメリカンなナイフの切れ味と言えば解りやすいかな?

    サクッと切れるのではなく根元からぶった切る感覚の力の有るエッジだ

    パックである事が多い関東エリアのゲレンデの場合やはりエッジは重要だ

    ターンとコントロールの気持ち良さを作るのはまずはソールの滑りだが

    その次はエッジになるソールとエッジの関係性とベースとサイドのエッジ角度による

    乗り味の違いは驚く程だ、金属とプラスチックの境目はとてもセンシティブで

    一見新品は綺麗で良い感じに見えるが、そこにはなにも滑るための物は存在していない

    もっともピーテックスつまりソールのプラスチックだけでも滑る訳だが

    ワックスはとても大切だ、でなければあれほどワックスメーカーは存在しないはずだ

    ワックスについてはまたの機会に詳しくお話したいと思う

    切れに力が有り、滑りを妨げないエッジ、ターン中にサーフボードと同じ体重移動が

    し易くその感覚が極めて近いもの、そんなエッジの後ろ姿がやっと見えて来たのかも

    しれません、今更ながらに金属を研ぐことの難しさを感じています

    ライダーがストレス無く滑れる事を大切に進化させて行くつもりです

    12月 22, 2014

    光

    エッジを見る時は光が大切、僕はサーフボードシェーパーが使うサイドからの反射光は

    使っていない、普通に現場などで使う電球の光だ、蛍光灯は試してみようと思うのだが

    なれてしまった赤い光が見易くて具合がいいと思う

    チューニングは上からの作業になるが、滑走面の凹凸を見るよりもエッジやソールの輝き

    で判断する事が多いので、明るければ明るい程ぐあいが良い訳だ、歯科の診察室を考えて

    見れば、明るい上に更に上から光を補助しているはずだ、光を当て反射をさせながら

    見て行くと、板のゆがみやエッジのゆがみが見えてくる、同じ理由でソールをハンドサンディング

    すると、マシンでは判りにくい微妙な部分が現れる、なるべくハンドサンディングを行う理由は

    そのためだ、昔は機械至上主義てきな部分が有ったが、今は出来る限りの手仕上げを行っている

    やればやる程スキーとスノーボードのチューニングは違う部分が多い、ソールとエッジの

    調整に終わりは無い今日も板と向き合って話すつもりだ

    12月 17, 2014

    深周り

    ターンに意識を向けてくれるカスタマーが増えているようで、喜ばしい事です

    今日板を引き取りに来られた方もここ数年のパウダー狙いから当れば滑るという

    方針変更だと言っていた、変わりにピステでのターンの完成度を上げて行きたい

    滑りの質を更に高い所に持って行きたいと言う気持ちが伝わって来た

    オヤジが何度も言っている事だが、全てはカービングでその繋ぎ目こそが重要だと

    言って来た、山周りに入ってからとか切り替えるだけは似てはいるがカービングとは

    呼ばない、メビウスの輪のようなイメージの深周りこそがカービングでターンだと

    思っている、このイメージで切り替え仕上げ乗り込んで行けば、上体のスタイルなど

    自然に出来上がってくる、手を振り回したり鏡を見て玉井太朗になろうとしても

    無駄な事だすべてはターンの質に掛かっているから、出来てくればスタイルが出てくる

    パウダー偏重主義からピステ回帰派が出て来た事はとても喜ばしい、まずは深周りから

    シーズンを始めたい、そして緩斜面でのスローターンが出来てくれば、軸が見えて来た

    と言う事も付け加えておこう、雪の降り過ぎは危険が倍増するから、この寒波の

    抜けたときは要注意だと思う、細心の注意と意識を研ぎ澄ませて山に向かって欲しい

    12月 16, 2014

    エルニーニョ

    この冬はエルニーニョらしい、ハワイの北ウネリは巨大な波の確率が上がり

    日本は大雪の確率が上がるということだ、とても喜ばしい事だが

    事故など起きない事を願っている

    まあ一般人のオヤジはでかすぎればやらないし、降りすぎれば温泉に向かうという

    品行方正をモットーとしているので心配は無いわけだ

    またエルニーニョは引けも早いと言われている、降り出しが早い年は止むのも早い

    しっかりと1月中に楽しんでおいた方が良い様な気がしている

    全く何の根拠も無い話なので、3月に最高のパウダーが有っても責任は持てない

    最もオヤジのよた話は覚えてないだろうから、その時は良い雪を心行くまで滑って欲しい

    今日は火曜日定休日、気温1°で波はフラットなところに冷たい雨がしとしと

    予想通りに午後から波でも出たらどうしようか?と思っていたが、出なくて良かった

    気温1°で雨じゃあ、波が有っても燃えないよね〜〜〜まあドライ着てやるんだろうけど

    雪は災害級のやつが毎週末にセットで来ている、すでにどこの山も準備完了らしい

    TUNEに追われてまだ滑れていないが、これだけ降ると定休日に山に向かいたいと

    思うのはスノーボーダーなら当たり前だ、来週はエルニーニョ雪を乗りたいと

    思っている

     

    12月 14, 2014

    焼きたて〜〜

    かなり強めの南西風が北に変わったのが、ほぼ12時頃だったはず、、、

    たいして残らね〜〜ヨとちょっと深酒、、、意外に早く目が覚めた、、さぼって電話チェック

    !、、頭位、、だよな〜〜昨日の晩にアメダスは御前崎アベレージ17メーターの西風が朝まで吹くと

    予想していたもんな〜〜てことは今日一日波は続くということだ、、、

    あせって気温1°の中着替えて6時半に突入するはずがお仕事やら開店やらで7時過ぎ〜〜

    スケパセンターのセットだけを5本乗って上がったが、セット間長過ぎて気が付けば10時〜

    最後の一本が40分かかってしまうようでは話にならない波読みの甘さ、ビーチクリーンを

    やらして頂き、お店に戻り、そこからが本日のメインラウンド開始!

    スノーボードブーツの熱成形が夕方まで3ラウンド続いた〜〜

    焼きたての快適なブーツでシーズン始めから快適に飛ばして頂きたいと願っています

    熱成形可能なブーツを何もしないで痛いのを我慢しながら滑るのは苦行以外の何者でもない

    皆様も快適に焼きたてで滑りましょう!

    12月 12, 2014

    調律

    僕はチューニングを文字通り調律と呼んでいるのだが、スノーボードシェーパーが造形を表し

    職人さん達が作り上げた芸術作品を<これは98%の完成品>という太朗さんの言葉を信じて

    乗り手の方々が滑り易い様に手を入れさせてもらうことで100%に限りなく近づくと

    思いながら調律している、僕が板を触る時に最も大切で重要だと思う事は

    調子を整え正しい答えが返ってくる板になるようにすることだと思う

    スノーボードチューニングは髪を切る事、整える事とも似ているかも知れない

    全ては引き算で決して足す事は出来ない、まあ髪の場合は他に方法も有るのかも知れないが

    スノーボードの場合はこれで完成しましたと販売されている所からのスタートなので

    余計に難しい、限り有る手を入れられる範囲の中で乗り手の個々の好みに合わせた調整を

    細心の注意を払って行っている

     

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