Magic Tune Blog
スノーボードチューンナップ
    11月 5, 2016

    メールお問い合わせに関して!お願いです。

    こんにちは!雪の便りが届き始めましたね。

    もうすぐ今年のスノーボードシーズンがスタートですね!!

    お陰様で、チューンナップのお申し込みやお問い合わせ等をあちらこちら頂いて嬉しい悲鳴を上げている今日この頃です。

    ありがとうございます。

    お問い合わせやチューンへの質問をメールでお問い合わせいただいておりますが、頂いたメールへなるべく早めの返信をしておりますが、中にはメールが戻ってきてしまう場合やセキュリティのためかメールを受信していても、はじかれてしまう場合があるようです。特に@yahoo.co.jpやソフトバンクさんのスマートフォンからのメール@i.softbank.jpに返信した場合に多くあるようです。

    頂いたお問い合わせ等のメールには、必ず返信しておりますので、受信可能な設定になっているかメールボックス等を確認してください。

    @equip.co.jpのメールが受信できるように設定を確認してください。お手数賭けますが宜しくお願い致します。

    また、私から返信がない場合は、お電話頂ければ助かります。tel : 0466-21-6699

    では、またチューンナップ作業へ、戻ります。

    宜しくお願い致します。

     

     

     

    10月 24, 2016

    数値に現れないもの

    たった今、今シーズンのスノーボード雑誌を読み終わったところ、テスターアラタの

    リポートを読んで興奮してる自分がいる、自分が手をかけたものに

    命を乗せて滑らせてくれるアラタに心から敬意を表したい、最高のうれしさの反面

    その責任に目がさえてしまって眠れそうもない

    そのアラタと先日このシーズンのチューンについてミーティングをした今回は

    全体の流れの中にあるルースでありながらとらえの早いエッジについて考察した

    その結果見えてきた答えは、スキーエッジの考え方でなくサーフボードのレールの

    考えで組み立てた方が理解しやすいのではというものだった

    うちのテスターたちは僕も含めて全員筋金入りのサーファーなのでその表現は

    サーファーのそれの方がより理解しやすいし、第一ゲンテンスティックのソールは

    すでにボトムと表現した方がしっくりくるドーム形状を持つものが多く

    そこにおいてはスキーのフラットな基点をベースにしたエッジの数値は意味をなさない

    と思ってしまうからだ、スキー業界が作り上げた材料と製法で構築された製品であるが故

    どうしてもスキーチューン用語で解説しがちなのだが、自分の中ではエッジというよりは

    レールというほうがしっくりとくる、もっとも全体の形から作り上げているわけではないので

    シェープというのはおこがましいし、作者に失礼なのでレールチューナーということにしている

    まあそのあたりは各自の自由に言ってしまえばいいので、深く考えてはいない

    本当に大切なのは数値に現れない連続した角度の変化でこれが機械的に途切れると

    繋がらない場所に挙動の変化が現れるのだ、マスターシェーパーのサーフボードの

    レールを見ればわかるがすべて綺麗な曲線で繋がっていてロッカーもレールもすべて

    関連している、この数値に現れない連続したビベルこそがスノーサーフボードのレールに

    なるのだろうと思っている、製品そのままで乗るのは本当に悲劇でダリングだけで乗るのも

    そのままよりはましだがやはり厳しい、完璧にチューンされたレールとソールはスムーズで

    本当に気持ちがいい滑りを感じさせてくれるものだ、これを感じられるためには滑り手にも

    それなりの技量を求められるが、GENTEMSTICKをのる方々であれば多分理解していただける

    と思う、少しでも多くの方にサーフスタイルスノーボードの本当の楽しさを感じていただきたいと

    願っています

    10月 9, 2016

    日々楽しく

    初冠雪の噂も届いてきた今日この頃、焦りもありながら楽しんで仕事を

    している、良い感触があるとさらに追及したくなり、慌ててストップも

    よくある話、いつの間にか顔はにやけていてかなり気持ち悪い

    絵面だろう、親父がにやついて板を触っている姿は

    そうとうに変態だ、、、

    ところでワックスのお話し、ホットワックスの滑走性と耐久性は疑うところは

    ないのだが、やはり時間と場所などのかねあいでだれでも出来るわけではない

    そういう人のためにか今シーズンは各社がペーストや液体系の下地ワックスを

    発表している、遠征先で簡単にメンテナンスが可能であれば相当に便利な商品だろう

    僕も今シーズンに出先でテストしてみようと思っている

    とは言え冒頭に書いた通りチューンのおいてはホットワックスは

    やはり避けては通れないとも思っている

    なんで何回もホットワックスしてソールを仕上げるのか?

    そんな面倒なことをしなくてもいいのではないか?

    と必ず疑問に思うはずだその答えを自分なりに考えてみた

    ソールには非結晶の部分があってそこにはコップにビー玉を詰めた時の

    隙間のようなものがある、そこにワックスというパラフィンを溶かして詰め込む

    ことで染み込むという理屈だ、ところがこの隙間はばらばらの大きさで

    ごみなどで隙間に届かないこともあるという状態という推測をして

    溶かしたパラフィンを使って隙間を広げ中の汚れなどをワックスと一緒に

    とりだして綺麗にするという効果と広げた隙間にさらにパラフィンを詰め込む

    ことができるということの効果をねらっての作業なのだ

    だから隙間に膨張伸縮率の高い成分を詰め込めば隙間を簡単に広げられて

    ワックスの浸透量も多くなり、さらにその成分が固くて滑るものであれば

    長い時間滑走性能が持続するという考えが浮かんでくる

    これが近ごろ話題のワックスのことだと理解したのだが、僕は化学者ではないので

    本当のところはわからない

    ただ今のところパラフィンに勝る滑走材はコストと作業性を考えればやはり無くて

    パラフィンがベストだと思っている

    柔らかいワックスで広げた隙間に少しずつ滑りと持続性のいいワックスを詰め込んで

    作り上げたソールは最高だと思っている、粉雪のなかで一番滑るのは温度にもよるが

    やはりパラフィンだと思う、一度作ってしまえばメンテナンスはブラシと生塗でほぼ

    滑るはずだ、シーズンの切り替え時期にもう一度作ってやれば大丈夫だし

    春はリムーバーとスクレーパーと金属ブラシのシーズンだから話が変わってくる

    石油由来のパラフィンも自然の産物といえばそうなのだが、天然の植物などから

    由来するパラフィンでスキーワックスを作ってもらえたらと思う今日この頃だ

    自然に優しくと思いながらも、ガソリンを焚いて山に向かいジェット燃料で時間を

    節約しているのも事実だ、本当に人間は身勝手でわがままな生き物なのだ

    だからといって原始時代には戻れない、今のバランスのなかで折り合いを

    見つけながら日々を楽しんでいくことが良いのだろう

     

    9月 30, 2016

    混み合ってきました

    毎シーズンこの時期になるとチューンのご依頼が増えてまいります

    一本づつ手作業で丁寧に仕上げさせていただくためには時間も必要と

    なります、好評をいただいておりますストラクチャー加工をいたしますと

    さらにお時間をいただくことになります

    年内納期をご希望のお客様はお早めにご相談ください

    昨シーズンは雪が少なかったため、ソールとエッジのダメージが多く見えられます

    長期予報では12月に一気に冬が来ると発表されたようです

    楽しみですね、宜しくお願い致します

     

     

    9月 28, 2016

    歴史

    スキーにはとても長い歴史がある、生活の移動手段として発達したはずと記憶している

    一方暇つぶしと太古においては賭け事に使われたらしいサーフィンとはその始まりから

    ベクトルが違っていたはずだったが、両者がスポーツという衣をまとったあたりから

    軌道修正が行われ、今では同じ匂いのする遊びと解釈されているらしい

    スケートボードはその歴史の中で何度もスポーツにされそうになりながらも

    音楽とファッションの影に身をひそめながら着実に文化を構築している

    おそらく極めて少ない面積の中での自己追求型の探求が目的の遊びであるが故

    バカなふりをしながらその実IQが高いところに持っていくすべを学んでいる

    この3種目がまさかオリンピックの競技となるとは思ってもみなかった

    スキーはともかく不良の遊びがオリンピックだ、世も変われば変わるものだ

    スキーが生活から遊びにそして競技となったときから道具の手入れが始まった

    はずで、それが今のチューニングに繋がっている

    であるならば、サーフィンもスケートボードもチューニングの世界に入っていくのは

    明確だ、最先端のサーフボード、テイクオフの早いスーツ、今の何倍も反発の強い

    デッキ、止まらない速いウイールなどちょっと考えればいくらでも出てくる

    もっともサーフもスケートもすでに大会もあるわけだしいまさらな感じもあるが

    国の威信をかけての競技ともなれば話は別だろう

    それぞれの遊びが持つ文化を失わないようにしながらの発展を心から

    望んでいる、フリースキーがカウンターカルチャーならサーフィンとスケートは

    最初からカウンターカルチャーだった、そこが大きく違う点だろう

    毎日お預かりした板達との対話が続いている、スノーボードは何に向かって

    いるのか?その答えは皆さんが持っています、冬は目の前です

     

    9月 13, 2016

    秋風が、、、

    梅雨明けと書いたら次が秋の風、、、その間なにしとるんや

    と思われましたか?

    サーフィン漬けの毎日でした、、、と書きたいところですが

    夏は夏で暑ければそれなりに海のお仕事やらお付き合いやら

    気が付けば夏が終わってましたが毎年のこと、海に浸かりながらも

    ワックスのことが頭から離れない日々なのですが、答えは遥か彼方の

    感覚です

    昨晩は片瀬と鎌倉の境にある正にパワースポットのど真ん中に境内をもつ

    龍口寺の大祭に初めて出かけてみました、非常に由緒あるお祭りらしく

    そのリズムとビート、上げていくノリは行く夏を惜しみながらも夏を乗り切り

    秋に向かって人生を楽しむ人々の昔から続く営みが感じられる

    素晴らしい祭りでした、とにかく雪山と海の知り合いに会いまくるので

    一気に夏と冬が混ざり合って化学反応した夜でした、間違いなく

    一度見たほうがいいですよ

    そんな夏の終わりを告げる大祭の夜が明けるのを待っていたのか

    玉井太郎監修のK2ブーツが届いた、まさに神業のタイミングで

    狙ってもここまでは中々できないと思う、やはり太郎君は何か持ってる

    と確信した、チューンに気合が入り頭から海が消えかかるこのタイミングで

    今シーズンの台風ゴールデンウィークと波情報の社長がFBで発表

    僕の仕事に水を差すそういう流れも嫌いじゃないけど、とりあえず

    仕事とサーフィンの両立を考えながらの一週間となりそうです

    スノーボードとサーフィンが両方好きな人のことをスノーサーファーと言うか

    言わないかはどうでもいいのだけれど生粋のサーファーとしては、頭の痛い週になりそうです

    サーフィンに人生ささげちゃった人がスノーボードをたしなむと、サーフスノーボーダー

    になるのかな?まっどうでもいいね、波に振り回されずにチューンに集中します

    7月 17, 2016

    もう直ぐ梅雨明け

    暑さにやられて、海に浸かることが多くなってきました、北の大地は涼しいらしく

    羨ましい限り、晴れてしまうと工場の温度は半端じゃないです

    心を込めてがんばります、冬のイメージが欲しいからクーラーつけてDVD

    観ます、環境に悪いかな?心の環境を整えてエッジを仕上げます

    6月 27, 2016

    10000本というルール

    今日は久しぶりに午後時間が空いたので、the surfers journal 日本語版を読み返していた

    クリスチャン ビーミッシュの記事が冒頭の題名で書かれていて

    曰く10000本削ってからが本物だといった内容で、興味のある方は是非読んで

    いただきたい

    僕はスノーボードのチューンをシェープと思ったことはない、あるとすれば

    リシェープもしくはマシーンシェープの後のスクリーンワークに近いものだと

    思っている、端的に言えば包丁の研ぎ屋やなどが近い世界なのかもと思っている

    違いがあるとすれば、ワックスという蝋を塗り込んでなぜ滑るのか?未だに

    解明されていない、雪との相性を探ることも仕事の一つということだと思う

    自分のことで言えば、スノーボードをハンドで10000本は削れていないし

    ただ単にエッジを触ったということで考えても、到底届かない本数だ

    もっともその昔マシーンで研いでほぼそのまま出荷されていた時代のことで言えば

    相当の本数をこなしていたとも思うが、それを数えてしまったら、この話はここで終わりに

    なってしまう、シェーパーなのか研ぎ屋なのか調律なのか整える職人なのか

    それは、板に携わる職人の考え方次第

    マスターシェーパーになることは10000本の壁を越えなければならないと

    言うことだ、その本数に遠く及ばなくても数多くの失敗や挫折を繰り返して習得した作品を

    ベストな状態でカスタマーに届けることが僕たちの使命なのだ

    日々繰り返される作業の中で常に最善を考えベストなものをイメージして取り組んだ

    製品をお届けしているのだが、求める世界はさらに深く遠く、日々進化している

    前にも書いたが人が感じられる数字に表れない曲線と直線の連続した変化を

    追求していきたい、そこには雪とスノーボードというアートの織りなす世界が

    間違いなく存在する、少しでも10000本の世界に近づけるように

    板を整え続けるのだ

    4月 15, 2016

    続けること

    チューンナップは同じことの繰り返しに見える方が多いとおもう

    確かに作業の順番で考えれば、ほぼ同じことの繰り返しだ

    しかし作業台の上に乗っている板たちはどれも個性があり同じ板は

    一枚もない同じメーカーの同じモデルでもそうなのだ

    僕は幸運にも同じ年式の同じモデルを複数触れる機会があるので

    板ごとの固有の癖というか、まあばらつきも含めて工業製品の許される

    範囲の違いを確かめることができる、トップシートやソールのスクラッチを

    気にする方は多いが、そこまで気にする方は少ない

    もっともそれを気にして複数の製品から選び出したとしても雪の上に乗せて

    走ってみればまた違う答えが返ってくるのであるから、あまり神経質にならず

    道具として付き合えばいいのだろうと思う

    自分の考えに従って、ぶれずに板と向き合い基本を忘れずに作業を進める

    ことが僕ができる最高のチューンの方法だ、人をイメージし板の動く様をイメージし

    そのイメージがはっきりと見えてくると、その先の調整方法が見えてくる

    その答えが100パーセントではないであろうことは分かっているつもりだが

    いつも最高の状態を追求して、作業させていただいている

    4月 3, 2016

    心構え

    僕は人の体から出ているであろう気のようなものの存在を信じているから

    指先からもそれが出ていて触ったものに伝わっていると信じている

    チューンしていてもやはりそうであろうと信じて、気持ちを集中し静かな心で取り組むように

    している、もちろん僕は俗世間の垢にまみれた普通の人間だから集中できない日もあるし

    何かがかみ合わない日もある、だからそんな日はなるべく板を触らないようにしてもいる

    チューンする気持ちの朝は、波があれば波に乗り体の毒を抜いてから工場に向かい

    波がなければ粗塩とお神酒で体を清めてから出かけることが多い

    やはり何かに取り組むとき、自分がそこに現れる気がしているので

    儀式ではないが自然とそういう気分になるのだ、同じ意味合いとしてサーフィンは長い間

    僕にとっての儀式的意味合いが強く、今のアスリート的なサーフィンを否定するわけではないが

    サーフィンを初めた頃の裏社会の文化のような雰囲気が薄れてきていることに

    寂しさを感じることもある

    話がずれてしまったがそう言ったところから理解していくと、GENTEMSTICK とSNOWSURF

    というものが他の形が似ただけのものとは一線を記していること

    また形は違えども同じ側にあるメーカーもまた存在するのだ、ということが理解できると思う

    昔から先人たちが心構えなどというがそれが決して無駄なことではなく、自然と調和するためにも

    必要なことなのだ、明日もお預かりした板たちと真摯に向き合いたいと思う

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