Magic Tune Blog
スノーボードチューンナップ
    4月 1, 2016

    春のストラクチャーチューンフェア

    IMG_3896あまりイベントなどと縁のないMAGIC TUNEですが、たまにはフェアなんぞやってみようと

    思いまして、ここのところ多方面のテスター達に人気のストラクチャーフェアを開催します。

    4月1日から5月末日の2ヶ月間にチューンに出していただけますと、各カテゴリーに

    通常¥8000(税別)プラスのストラクチャーが¥5000(税別)プラスの

    特別価格にて加工させていただきます。

    ストラクチャーの溝の深さと細かさは、春雪用の荒目から、オールシーズン対応の極細目

    の2種類から選べます。ストラクチャーの効果はいまさら語る必要もないほどの効果があります、

    トップシーズンのパウダーでも確実に乗り味が良くなり、MAGIC TUNEのトップテスター

    SUZUMURA ARATAも全ての板にストラクチャーを入れているほどです。

    春のストップスノー対策にパウダーでの自由に動けるソールのために是非お試しください。

    受付お待ちしております!

     

     

    3月 31, 2016

    スクレーパーとエッジ

    この前に書いた汚れ落としの話の中で書き忘れたことはスクレーパーの有効な使い方

    ホットワックスの仕上げはスクレープで決まると書いたが

    滑走後のソール汚れはまずスクレープすることが早くて確実です掻き落とすのですから

    拭き取るよりははるかに早くて簡単です

    その上で拭き取るなりブラシかけるなりでソールの細かい溝の汚れを吸着したワックスを掻き出します

    そしてクリーナーで下準備完了後は液体ワックスなり生塗り固形などを塗り込み伸ばし余分を掻き取り

    完成です滑りますね〜〜!でストップしたらまた最初からなのですが面倒でやってられない場合は

    ナイロンタワシと柔らかい生塗りワックスで騙しながらベースまで逃げ戻るといったところでしょう

    まあ細かくはいろいろありますが、大まかにはこんなところです

    でエッジの話は長くなってしまうので、さわりだけ

    僕の場合ベースエッジがまず基本になります、ソールが基点になりますのでソールがまずいと

    全てが狂ってしまい、何もできません、まずはソールです、と言ってもスキーのように

    完全フラットから物事考えるわけではないのが、スノーボードでGENTEMSTICKに至っては

    ほとんどコンベックスのソールです、工場から出てきた時点でかなり手仕上げの領域で作られた

    ソールですから、その辺りを理解しながら自分の解釈と調整でエッジと向き合います

    ベースエッジのビベルが一番神経を使いますね、いろいろなことを試しましたが結局今は

    ファイルとテープだけでやっていますこれが一番シンプルで繰り返し再現が可能です

    いろいろな器具を使いましたが、どれもダメでした結局人間の感覚にかなうものはないです

    もっともビベルもサイドエッジも連続して変化していく角度を作りますから、基点があれば

    後は感覚の世界になります、僕が目指すのはレーシングの世界ではありません

    パウダーのピステでパックされた壁でアイシーなボトムでサーフボードを乗っている

    感覚が欲しいのです、必要な時に食いつき切れてリリースできるエッジが目標です

    日々考えながら作業していますがそれはゴールがない目標です

    僕のチューンを乗られた方々が楽しく滑ってくれたら最高に嬉しいことだと思っています

     

    3月 3, 2016

    クリーナーもしくはリムーバー

    久々のアップです、近頃あまり聞かないのがワックスリームーバーとかクリーナー

    まあ、ワックス落としですな、板にワックスをかけることに一生懸命になるほど

    作り上げたソールをリセットしたくない、せっかく染み込ませたワックスを

    落としたくない、だから春雪の汚れもリムーバーで綺麗にせずにワックスでクリーニングしたり

    ブラシをかけて汚れを取ることにするがリムーバーで取るほど綺麗にはならない

    しかしまた一からあの作業は面倒だなと思うのは僕も含めて間違いではありません

    面倒です、よほど時間と場所に恵まれている方以外はかなり大変な作業でしょう

    ホットワックスを3回繰り返すと大体慣れている方で1時間はかかりますが

    冷却する時間を充分にとると軽く2時間を超えます、かなり重労働ですね

    でも滑りの情熱がそれを支えてくれますから、可能な方はやはりホットワックスが最善の方法です

    しっかりと金属ブラシと獣毛ブラシを使い分けて仕上げてくださいね、肝心なのは

    スクレープですスクレーパーの使い方で仕上げが決まると言っても過言ではありません

    これからの時期、春雪になり雪の汚れが浮き出すと、板つかみが現れて、ストップスノーと

    なります、この場合の最善の対策は、、、前にも書きましたが汚れを取り去ることです

    どんなに高価なワックスもホットワックスメソッドも基本的に汚れが無いことが条件ですから

    山の中では普通のリムーバーで汚れごとワックスを落としてくださいこれだけである程度は滑ります

    さらに滑らしたい場合は汚れが滑走面に侵入することを防ぐ意味と滑走距離を伸ばすために

    僕の場合ペーストのベースワックスをかけます、塗って乾かしこすって仕上げるそしてブラシ

    ここまで10分ほどでできますから、リムーバーで拭き取った滑走面を再び仕上げることが

    可能です、もちろんホットワックスにはかないませんが、7割ほどは戻すことができます

    この作業の後、汚れ雪対応のスペシャルワックスを塗れば30分ほどの林間コースであれば

    軽いキック程度の止まり感でベースまでたどり着けるはずです

    それでも掴まれる時はナイロンたわしで汚れをとりながらながら、滑らせるしか方法はないです

    汚れ雪とストップスノーとの戦いはワックスの歴史と言ってもいいぐらい長い戦いですが

    未だに完全な解決策はありません、ともかく春は怖がらずにリムーバーで汚れを取り去りましょう

    春は滑る時の持ち物が多くなるというお話でした、もう直ぐザラメの季節です

    ザラメは楽しいですよ、春の雨の後の滑るザラメは最高に楽しいですパウダーと同じぐらい

    気持ちいい滑走を楽しめます、お試しください

     

    1月 31, 2016

    ストラクチャー考察

    僕のチューンではストラクチャーの加工をお勧めしている、その効果はいろいろと言われているが

    一番の効果は水分の多い場合の排水性能だろうしかしハイシーズンの粉雪でも本州などの

    水分の多い雪の場合は、効果があることはあまり知られていない

    僕のテスターであるアラタなどは白馬をホームにしているので、すべての板にストラクチャーを

    加工している、もっともハイシーズンと3月以降のザラメでは加工するストラクチャー目が

    違い、その辺りは経験がものをいう、かりに目があっていても加工後の手の入れ方が大切で

    滑り心地は全く違ってくるからむずかしい、僕が思うにストラクチャーはサーフボードでいう

    コンケーブのようなもので、水の流れを集め浮力を作り出したり、よりターン性能を高めたり

    できるものだと思っている、だがサーフボードと一緒でバンピーな荒れた海面においては

    うまく機能しないこともある、その辺りがスノーボードでは広まりにくい原因かもしれない

    あとは音の問題もある、ハードパックにおいては時として独特の滑走音が出るから

    これが原因で嫌がる方もいるようだ、だがこれもシーズンに合わせた目を採用することで

    かなり軽減できるし自分の板はハイシーズンに鳴った覚えがないぐらいだ

    多少の音には代え難い滑りを体感できるので、是非一度お試しいただきたいものだ

    ありがたいことに今回のニセコ合宿でもストラクチャー加工の依頼を多く受けた

    名前はだせないが、有名な方からも依頼をいただきました、彼らは職業で滑るのでなるべく

    ストレス無く滑るものを好むようだ、まだまだ研究しなければならない課題は沢山あるが

    少しずつテスター達の答えを反映して進化させていきたいと思っている

    春のストップスノーの一つの解決策として採用してもいいと思うがこれだけで

    すべてが解決するわけではない、ワックスとエッジの関係はストラクチャーに

    繋がっている、すべてが機能してはじめて春雪の対策となる

    1月 17, 2016

    TT

    TTといえば、gentem stick のフラットキャンバーシリーズをイメージするのが

    スノーボーダーだ、その独特なアウトラインとロッカーバランスにより

    トライフィンのショートサーフボードと極めて近い操作感がある

    後ろ足の重心軸を多用する乗り方が一番あっていると思うが

    前足軸と後ろ足軸の間を繰り返し重心移動しながら前足を中心に乗ることも可能である

    荷重点を移動させながら乗ることに違いはないのだが、常に優先させるのは板の軸上に

    体重を乗せていく、いわゆる踏むという運動が非常に大切になる

    踏むというと板を蹴ってしまう人が多いので、注意が必要です

    TTモデルはとても神経質で繊細な乗り物です、いわゆるキャンバーががっちり付いた

    ひょうたん型のスノーボードから夢をみて板を手に入れ、その独特の乗り方を習得しないままですと

    傾けても曲がっていかない、滑り落ちていってしまうよくわからない、値段の高い板になってしまいます

    はじめて乗られる時には、TTでもTT snowsurf でも、ショートサーフボードで波を滑っている時の

    体重移動を確認しながら、パウダーパックの緩斜面のグルーミングバーンでしっかり練習を

    積まれることをお勧めいたします、まちがってもいきなりパウダーの斜面に入らないように

    しましょう、つまらない思いをしますから、、、

    TTは繊細な板です、チューニングによって板の性格がとても変化します

    この間も去年のタッチからほんの少し、数字に表れないぐらいの感覚で

    変更した板をテストしましたが、とてもいい感覚がありました

    本当にわずかな違いなのですが、板は正直に答えを出してくれます

    TTは板の手入れと乗り手のトレーニングの両方を求めてきます、日々のワクシングを行い

    サーフィングを続けながら、雪山の滑りをイメージすることが、次の滑りにつながるのです

    1月 10, 2016

    こういう年もあると、、

    ともかく思わせぶりではっきりしない寒気は降りそうで降りない

    降りてもすぐに北上してしまうので、雪につながらないという

    悪いパターンにはまっているみたいだ

    こういう年もあると受け入れて、その中で遊ぶしかないのだ

    波がないからとだだをこねても、無いものはないのだから

    あきらめて他のことをするしかないのがサーフィン

    であるなら、滑れる雪が少なくても、とりあえずは有るのだから

    喜んで滑るべきだろう

    雪の元はちりと水分だから、低気圧が水分を吸い上げなければ

    雪の材料はない、いくら寒気が降りていても雪は降ら無い

    ただ今シーズンは北に偏って雪は降っているが、それでも少ない

    今シーズンがこのまま行くとは思ってい無いが、期待し過ぎも

    どうかと思う感じがしてきた、滑れる雪がある場所で自分のやりかたで

    楽しむのが、今年の冬のスタイルのような気がしている

    おそらくここから追いつくのは相当大変だが、少しでも積雪が増えることを

    祈っている

    1月 2, 2016

    明けましておめでとうございます!

    曲がりながらねじれるなどと訳のわからない書き込みから気がつけば新年です

    いよいよ暖冬の気配濃厚となってきましたが諦めるにはまだ早い1月2日です

    とりあえず正月の雪は止まってしまい、この後は10日ぐらいまで

    セットがこない様子、ということで自分の板をセットしたりチューンしたり

    の新年となっております、出かけてなければ家の前は海なので当然サーフィンですが

    波は小波が軽くブレイクしている程度なので、ストレッチがわりに一時間ほどと

    いったじーさんサーフィンです

    冬が気合入ってないのは今日海に入ってわかりました、全く水が冷たくないそして

    気温も高いからグローブもいらないです、動き続けられる人なら3ミリジャージフルで

    大丈夫かもしれません、今年のエルニーニョちゃんはなかなかのツワモノで

    日本から冬を持って行ってしまった様子です、もっとも岩手から北はなんにも問題なく

    冬景色のパウパウ状態で動きさえ間違えなければ、考え方次第でサーフィンと雪山が

    両方良い状態で楽しめる夢の国に住んでいたのだと気がついたのでした

    雪が少ないので滑りにいったら良い滑りがしたいのはみんなの願いですね

    そこで大切なのは滑る前と滑った後のブラッシングです、滑る前は余分なワックスを

    取り除き、滑った後は汚れたワックスを掻き出してソールをクリーンにして

    良い状態に保つためにとても大切な手入れですね

    オススメはカシワックスのこのブラシがオススメです、適度な重さと何より

    有りそうで見つからないこの毛足と毛の太さと密度です、特にブラスはワイヤーが

    とても細かくて良い状態のストラクチャーをソールに残せます

    仕上げの馬毛は柔らかいのですが密度が高いのでより仕上がりが綺麗です

    IMG_3406 IMG_3405 IMG_3410

     

     

    商品はこんな感じです、カシワックスさんが一つ一つ手作業で面取りをして、掴みやすく手の当たりを

    柔らかくしてくれています、僕も作業で愛用していますぜひお試しください

    今年もよろしくお願いいたします

    12月 22, 2015

    曲がりながらねじれる

    なんのこっちゃ?と思うか?そうなんだよと思うかはあなた次第

    雪面に刺さり沈みながら走り氷を切り裂いていく箱状の金属を想像する

    実際には箱ではないのだが、外から見ると箱に見える

    エッジという金属の働きを想像してみてほしい、板のたわみに追従しながら

    ねじれの始まりを作り、それを板に伝えながら、テールに向かって連続した

    変化するカーブを作り出していく

    大きな荷重がかかれば、コアの方向に凹むこともありながら、デッキに向かって

    ソールと違う動きをすることもある

    大変な仕事をこなしている金属のラインなのだが、滑りだしてしまえば

    意外とそのことは忘れられがちだ

    エッジの表面もエッジの際もその形状も変化し変形することで機能している

    板とエッジと対峙する時いつもそのエッジが雪の中で動き続けることを

    想像して、整えている

    雪は遅いが、必ずくる、最高の瞬間を待ちながら、今日も板と話をしていた

    終わりのないエッジと板との対話、ねじれが頭から離れ無い、その瞬間を

    見てみたい

    12月 13, 2015

    とりあえず雪は一休み

    今週の雨と気持ち悪いほどの気温の変化は1日で10度以上半袖からダウンまでの変わりよう

    だった、もちろん雪は北の大地を除けば、ほとんど一度固まったはずだ、だが落胆することは

    無い、むしろこの辺りで一度固まって、次の降雪で積もる方が良い状態になるはずだ

    自然界は隠と陽で成り立つのだから、降れば止み、止めば降る、一度にドカ雪が来れば

    しばらくは降らないそういうものだ、降りすぎて災害級になることもあるが、長いスパンで

    見てみればやはり辻褄を合わせてくるそれが自然というもの

    17日あたりからの寒気はおそらく雪をともない降雪が期待できるしそのあとも

    周期的に寒気はやってくる、雪が降らないスキー場が開かないと面白おかしく騒ぐ

    新聞やその他のニュースがあるが、彼らは人不幸は何とか?の連中だから

    降ったら降ったで何にも言わない喋らない書かないまったく迷惑な話だと思う

    たしかにこのシーズンは少しおかしい気候だがそれは夏から続いていてサーファーなら

    台風の進路と低気圧の動きそして砂の動きは風と潮の流れで決まることなどから

    すべてはつながり連動していることを知っているから、いまさら驚きはしないが

    今シーズンの冬のパターンを知りたいと思っているのは僕も一緒で、脈絡はないが

    降雪が北に偏るのでは?と読んでいる、なにを根拠にといわれれば何となくとしか

    答えが無い、ただシーズン頭からの振り方と寒気の流れ方からそう思っただけだから

    まあ年末に何だったんだろうねあの雪の無い騒ぎはさ〜〜となることを祈りつつ

    次の寒気の動きを観察してみましょう

     

    11月 28, 2015

    進化は止まらない

    基本に戻ろうと思えば思うほど一つ一つの作業の中にあるまだ手をつけていなかった

    部分が見えて来る

    ソールもエッジも終わりはない追求だ、どこまでやればやり過ぎか?足りないか?

    そう思いながら今日もエッジとソールを見つめ続けた

    工場に出かける前に、SNOWSURFを見て、頭を雪のイメージに切り替えて

    向かった作業の続きで一気に雪の中を滑っていた

    妄想かもしれないがそこをイメージしないで板はさわれない、今日も新しいことが

    見えたそれは直接滑り手に伝わるかはわからないが、伝わると信じて作業する

    整えたソールとエッジは気持ち良くスムーズな感触を持っている

    これが雪の中で乗り手にどんな感動を与えてくれるのか、それは

    乗った人だけが感じることなのだろう、ともかく早く雪に乗り板を滑らしたい

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