Magic Tune Blog
スノーボードチューンナップ
    6月 3, 2024

    Snow Surf 考察

    もう何回目なんだろう、同じことを唱えている気がする

    この夏もチューンの完成度を求めて、北の大地に向かう

    これは自分のチューンに対する気持ちと立ち位置を確認するための

    なくてはならない動きなのだ、語り合い遊び笑いそして削る

    全てはシェイプを求めてくれる方々に喜びを届けるため

    最初にサーフィンがあった、これは前にも書いた気がする

    そしてスノーボードがあった、そのアプローチとしてのスノーサーフが

    有ったことはまぎれもない事実なのだが、あまりに拙作で理解されなかった

    しかしそこには既に今のスノーサーフムーブメントの片鱗が有ることは

    理解しておいたほうがいい

    つまりサーフィンが最初にあり、雪の上でそれを具現化したのがミロビッチであるが

    スノーボードとして完成させたのはバートンだと理解している

    スノーボードがシーンの中で受け入れられブームを呼んでいた頃

    忘れ去られていた雪上でのサーフィンで有るスノーサーフはふたたび密かに開拓されて言ったのだが

    スケート的、ヒップなスタイルを求めたシーンはこれを受け入れなかった

    ハードコアでありパンクで有ることは元来その資質をサーフィン的思考の

    知性とIQの高いライフスタイルを求めるスノーサーファーとは迎合することは

    なかったのが、いまのスノーサーフムーブメントの根底にあると思っている

    しかしサイドウェイで滑るこの種族はつねにカウンターカルチャーの中にこそ

    存在価値を見出すのが常である故

    スノーサーフがメインストリームとなれば当然パンクムーブメントが

    戻って来る、その昔も同じライン同じスロープを滑っても違う解釈

    それぞれの解釈でラインを引いていたクルーがシーンに戻りだしている

    スマートスタイルが完成されれば当然その反体制が現れて来る当たり前のことだ

    たぶんここ数年はパンクなムーブメントがシーンを飾ると考えているが

    そんな中においても真んのスノーサーファーは自分たちの立ち位置と

    スタイルを崩さず、さらに文化と芸術と高IQなライフスタイルを追求し学ぶことと

    合わせて滑り続けるのだと思っている

    スノーサーフのスピリットはいつの時代も不変であり変わりようがないのだが

    その時代のムーブメントに合わせたかのように変容しながらさらに進化

    していくものだと思うのだ、そう考えるとスノーサーフはサーフィン以上に

    深遠な遊びなのだと考えてしまった、雪を滑ることは本当に素晴らしい

    それを楽しめる私たちは幸せです

    MAGICFILEMAN

     

     

     

     

     

     

     

    5月 18, 2024

    おそらくスノーボードは3回目の転換する時を迎えていると思う

    随分と偉そうなお題目だが、あまりに天気も良くて落ち着いた土曜日だったので

    お許しください、スノーボードをチューンする作業場のことを考えていた

    その昔モーニングオブジアースというサーフフィルムのなかで薄暗い納屋の中で

    フォームをシェイプしラミネートその外、原っぱの中でサンディングからフィンシェイプ

    削った粉を落とすために板のフィーリングを確かめるために海に飛び込み

    波に乗るおそらくオーストラリアでも名うてのハードコアブレイク、レノックスヘッズ

    だと記憶している、俺の中でシェイプの環境のイメージはいつもこんな感じ、林の中の

    廃屋で創り出される精神と魂の造形が俺のエッジシェイプであり生み出される場所

    頭の中を真っ白な雪の映像でいっぱいにして、このシーズンの雪の感触を思い出しながら

    ファイルに心を込めて削り出す、だからそのために通う雪の街と山のスロープは俺にとって

    なくてはならない必然な場所なのだ

    夏が来る、この夏は東北から北の果てまで、ミーティングの旅をしてみるつもりだ、冬を越え

    夏を迎えたテスター達のシーズンには無いリラックスした感覚のなかで滑りの世界観を

    伝えてもらうことで次のチューンのイメージが見えて来ると確信している

    個人的にスノーボードを取り巻く環境は第3ステージを迎えたと思っている、ブームではなく

    ムーブメントでもない、本当の意味でのライフスタイルとしての生き方の遊びとしての

    スノーボードが始まる、それこそがスノーサーフであり、求めていたものなのだと

    思うのだ、性能は求めない、自らの技術とシェイプの理解と解釈によって作られる

    美しい滑りの世界が近づいている気がするスノーサーフを追求する時が

    再び巡って来たのだと思っているいつになくこの夏にワクワクしている自分がいる

    MAGICFILEMAN

     

    5月 13, 2024

    異常気象なのでしょうね

    5月の大型連休の後半からなんとなく肌寒い風が続いていますね

    雪が少なかった今シーズンとはいえ雨も少なかったはずですが

    春山はやはり縦溝センパイが頑張っていて、さしもの立山もダメかと思っていたら

    やはり細かく情報収拾をしている達人系プロスノーボーダー達は見事な

    フィルムクラストを当てて流石の映像を残していた

    そんな連休後のなんか盛り上がらないオンショア続く湘南です

    波がダメなのもありますが海も空いてますね

    あけて月曜日の本日夜中から降り出した豪雨は明け方に少しましになりましたが

    一日中降り続くいわゆる線状降雨帯が日本列島を縦になって通過

    なんでも一年分を12時間で降ったところもあったとか

    近場では箱根が本年度一番だったようです、災害無いといいですね

    3月の雪と言い、今回の雨と言いやはり自然は辻褄合わせてきます

    異常気象と言ってしまえばそうなのですが、太陽フレアが気になりますね

    雪のシーズンアウトの皆様が次々とチューンのご依頼で来店していただいてます

    体がきついから限定本数でなどと弱音を吐いたもんで、いつもよりもチューン依頼が

    早いです、恒例ストラクチャーフェアも6月末までと言いながらこちらも

    限定本数なので早々と終了しそう、考えてる方はお早めにご相談ください

    焦らしているわけでは無いのですが、よろしくお願いいたします

    6月はニセコでチューンミーテイングと恒例太郎さんと釣りの旅に少し

    出かける予定です

    MAGICFILEMAN

     

    4月 13, 2024

    春爛漫

    3月は雪に恵まれた、世間的には天候不順だったらしい

    季節外れの寒さはいい雪をもたらしてくれたが春物商戦は遅れるし

    体はいつまでも冬状態だったが滑っているときは楽しかったので

    あんまり良かったと大声で言うのはやめておいた

    とはいえ4月の声と同時にいきなり大雨からの強力暖気で一気に春模様

    突入です、桜も二週間の遅刻を取り戻すように、いきなり葉桜か?

    と思うぐらいの速さで咲き誇っています

    雪はストップが出る暇もなくザラメが育ちまくりで、黄砂もPMも届いたのか?

    確認できないままザラメ祭りとなっております

    ゆえにSPRING MAGIC も活躍する場がないと嘆いてますので、ストップ雪に

    当たった幸運な方々は笑その効果のほどをお試しいただきたいと希望しています

    今日土曜日はなんだかんだと用事が重なり、夕方の5時過ぎに潮が乗った

    お気に入りのサンドバーでサーフィンリハビリ作戦をやれました

    ほんの30分ほどですがフレンドリーな膝のパーフェクトビーチブレイクは

    パドルもまともにできないジジイサーファーを波に乗せてくれる優しさを

    見せてくれました

    海上がりにもお店にお客様が来ていただいていてウエットのまま話し込んで

    しまいました、来週は個人的今シーズンのラストツアー、インポシミーティング八甲田

    が開催です、自分以外はもちろん立山まで走り続けるので怪我のないように楽しんで

    いただきたいと思っています

    桜が満開のこの週末、山に海に川にいい季節がやってきます

    芽吹く新緑を楽しみに八甲田に向かいたいと思っています

    MAGICFILEMAN

     

     

    4月 4, 2024

    4月になりましたね

    4月4日に書いてます、情報に疎いのですが昨日は旭川だけドライパウダーだった

    と聞きました、3月に入ってからの粘り腰降雪には嬉しいやら、悔しいやら

    なんとも複雑な気持ちで迎えた4月でございます

    桜は二週間遅れということで、春の便りは遅れているようです

    とは言え、関東エリアおよびローカルスキー場は3月いっぱいで終了が多いと思います

    それでも、山岳系スキーエリアは今シーズン5月連休明けまで楽しめそうです

    立山まで追いかけるハードコアスノーボーダーの方々も怪我などないように

    シーズンラスト楽しんでいただきたいと思っております

    先日自分に向けての反省も込めて初期型のGENTEMSTICKスラッシャーを持ち出してきて

    乗ってみました、自分のこの時代のチューンのチェックも含めて色々と懐かしく

    しばらく板と語り合ってしまいました

    この時代のコアの感触は重く粘りしっかり感がすごいです、自分的にはこの時代が

    第1期と思っています、いい悪いは別にして、癖のある性格がはっきり出た板が多かった記憶があります

    TTは最初期の柿色を除けば、同じ流れになると思います

    自分はGENTEMSTICKエンスーではないので、数値的な変遷を細かく語ることは

    出来ませんが、大まかに分類するとこの後に第2期コアなどの不等厚の調整が入り

    コアプロファイルも変更されだした時期です、アジア製造の板が作られだした時期とも

    重なるでしょう、この時代にバンブーコアとバンブーサイドウオールが採用されたのも

    懐かしいですね、好みが分かれるところですが、作りの完成度はともかく面白い板が

    多く輩出されました

    そして自分的には現在が第3期と考えます、国内製造の板は洗練され乗りやすくなり

    誰もが楽しめる板となりました、アジア製も完成度が上がり、国内製造と

    肩を並べるクオリテイとなりました、もうGENTEMSTICKを知らないスノーボーダー

    はいないのではないでしょうか?

    ここまで乗りやすく有名になったGEMTEMSTICKに嬉しさもあり寂しさもあります

    乗れるやつだけがついてこい、それがGENTEMSTICKだと言われたか?勝手に

    思っていたか?そんな気持ちで乗りつづけていた気がします

    パールホワイト太郎くんのサイン入りスラッシャーに乗った今回の北海道で

    まだまだ全くわかってないねそういうことじゃないんだよ!

    と板に言われた気がしました

    こんな気持ちになれるスノーボードの板はそうそう無いのではないでしょうか?

    GENTEMSTICKは雪を滑る楽しさ、雪と向き合える時間、滑りを考える生き方

    の世界に入って行ってしまう、そんな板だと思います

    GENTEMSTICKを削りチューンさせてもらえる事は至福の喜びであり

    最高に幸せな事だと改めて思うのです

    遅れた春がやってきます、2番目のトップシーズン、スプリングスノーを

    楽しみましょう!

    MAGICFILEMAN

     

     

    3月 6, 2024

    雪に当たった今シーズンだった

    この前のポスト1/20だった、この4日後に今シーズンのツアー開始

    まずは旭川と北大雪から始まりました、昨年と違い雪にも恵まれ

    風も弱く素晴らしいツアーとなりました

    が親父は納期遅れの板たちと格闘が続き10月からほぼ無休で

    走り続けたツケが回ってきたのも気づかず風邪気味だなと

    旭川に向かったのですが、最初の2日間はなんとか滑れましたが

    その時点で38度の熱を出していたようで、そのままダウンして

    後半2日間はホテルでじっと待機しておりました

    ツアー後半も天気も雪も最高で皆さん喜んでいただけました

    なんとか家まで帰れたのですが、、、

    翌日にクリニックに行くと診察は紹介状書くから隣の大病院に行けと

    翌日そのまま入院でした、肺炎起こして一週間の入院生活の始まりでした

    身体も戻って退院翌日に岩手に向かうという暴挙にでて

    なんとか滑れましたが、もう無理のきかない歳になったんだと

    完璧にわからされて、ほぼ温泉旅行状態でした

    その後も八甲田が続き前日まで降雪なしがいきなりのパウダー4日間

    帰ってきて1日身体休めたらお待たせしたチューンをなんとかこなして

    何本か出来たところで、青森帰りの飛行機内でもらったらしい風邪が

    発症ふたたび体調悪く週末には白馬スプリットボードキャンプが続きます

    なにしろ年末からまともに滑ってないところに心肺能力の低下と筋力不足

    で自分でもよく3日間登れたな、よたよたながら滑ったなと思っております

    しかし今シーズンのツアーこの後の尾瀬戸倉試乗会も含めて雪に当たりすぎで

    小雪のシーズンの実感がまったくありません

    1月から続いたツアー4連戦もひと段落して今週は試乗会ですので

    皆様とのお話しなどで楽しもうと思っています

    来シーズンは無理のない範囲のチューン本数をお届けできるように

    身体のメンテナンスと日々のトレーニングに改めて取り組もうと

    思っています、チューン本数が減ってしまいそうですが

    リピーターの方たちを優先に限定本数になりそうですので

    お早めにご相談ください、よろしくお願いいたします

    まあ4月中旬まで滑るんですけどね

    MAGICFILEMAN

     

    1月 20, 2024

    冬の移ろい追記

    どうやら群馬の地酒にやられたらしく、そこかしこにネガティブバイブス

    満載のブログを書いていたようで、申し訳ありませんでした

    別に展示会そのものが嫌いなわけでなくむしろ新しい商品を見るのは

    個人的にも好きです

    普段からチューニングベイで一人で口も聞かずに作業している自分は

    人混みが苦手でそれが展示会を好きになれない理由なのかもしれない

    なので雪の上の試乗会などは空間が大きいので人が多くても気にならないし

    知り合いやユーザーの方とお話しするのは最高に楽しい時間です

    ただ日本の雪のシーズンを考えると本当に良いコンディションは

    ひと月半ぐらいしかないのが現実でその一番期待できる週に滑りたい

    というワガママ親父の戯言ですので流してください

    GENTEMSTICKフィッシュファインダーと良い名前の試乗会が今年は

    妙高杉ノ原スキー場で2月17、18、19に開催されます

    自分も会場でふらふらしてると思いますので、お話ししたり

    タイミングで滑ったりしたいと楽しみにしております

    来場予定の方は真神まで連絡ください、会場にて良い時間をすごしましょう!

    日本酒とブログは相性が悪いんかな〜笑

    MAGICFILEMAN

     

     

    1月 19, 2024

    冬の移ろい

    サーフィンとスノーボードの業界に身を置きだしたのは随分と昔の話になる

    真冬の寒さの中でのサーフィンは駆け出しの自分がいい波を乗れるチャンスと

    冷え過ぎて風呂上がりでも布団の中で足が冷たくて寝れない夜との引き換えだった

    でもチャンスが増えることに寒さなどどうでも良かった

    ウエットも性能が悪くそれでも5ミリのネオプレーンは最高に暖かく感じた

    今ではありえないシングルジャージの時代の話である、なぜスキンを着なかったのか?

    金のない自分は多少の暖かさより耐久性をとったということなのだ

    スノーボードはただただ楽しかったし今でもそれは続いている、雪の上でサーフィンができる

    なんて考えは全くなくて、新しい遊びを見つけた子供のように夢中でゲレンデに通った

    ともかく何が正しいのかも誰も教えてくれない時代は自分の感性があれじゃないか?

    と思ったスタイルを追求するしかなく、結果自分はアルペンスノーボードを追求していた

    バインもブーツも機能しない時代ハードブーツはスキーを嗜んでいた自分にとって

    理解しやすく滑るということに特化すればあの時代必然的に硬いブーツにならざる

    得なかった、あのTAROU TAMAIにしてコフラックの冬山用ハードブーツを改造して

    履いていたのはまぎれもない事実だった

    そしていつのまにかインタースタイルという総合展示会が始まっていた

    その人気に乗っかるようにスキーショウだったか?スキーの展示会も開かれた

    これは今でも続いている業界のお祭りなのだが、これが始ったあたりから

    業界人の冬の海やゲレンデなどに行く回数が減って言ったのでは?と思っている

    この2月のど真ん中雪が最高にいい時期になんで展示会なんだ?といつも思っていた

    メーカーにすれば海外メーカーにすでにフォーキャストさせられた商品を小売店に

    営業しなければならないのは理解できるのだが、それでもやはりこの時期はないんじゃないの?

    と思ってしまう

    この世の中はリスクヘッジと利潤追求でなりたっている、かくいう自分も商品を

    販売して生活しているのはまぎれもない事実

    だがやはり自分がただの一スノーボーダーであったらやはり滑りに行きたいし

    仲間と最高の時間を共有したいと思ってしまうのです

    業界に携わってしまった自分としてはこういう思いをもちながらも、純粋にスノーボード

    やサーフィンに関わっていたいという部分が捨てきれないでいるジレンマのなかで

    すでに30年以上の時が過ぎて言ったということにこれからの自分の立ち位置を

    見つけていくのだろうと思った新年の19日目だった

    元旦のポストの数時間後に地震と次の日にはあり得ない航空機の事故と年始から

    なんどもブログを書こうと思っていたが、書いては消しの繰り返しで今日になって

    しまいました、今日改めてやっぱり自分はサーフィンとスノーボードが好きなんだなと

    思いました、みなさまどこかで自分にあったら一緒に滑りを楽しみましょう!

    何にも考えずに滑る瞬間を先日久しぶりに感じました最高にストークしました!

    次はこれを読んでくれている貴方とこの感覚を共有したいですね

    MAGICFILEMAN

     

    1月 1, 2024

    謹賀新年 明けましておめでとうございます!

    皆様、新年明けましておめでとうございます!

    今シーズンも海に山に皆様のお役に立てるよう頑張っていきますので

    何卒よろしくお願いいたします、お店は5日から通常営業です

    とまあ堅苦しいのはこれぐらいにして、やっぱりというか今シーズンはこれかよ的な

    低気圧の中途半端な発達が元旦からやってくれてます

    一時は台風並みのスウェルを届けてくれそうだと年末の忙しいサーファーを

    やきもきさせた低気圧、夜が明けて元旦の初日の出を拝みながら見ていた湘南鵠沼は

    腰から腹ぐらいまあいい波に見えましたが、腰が抜けました

    同じくお山は短時間ですが40センチ降雪の長野方面、20センチ降雪の

    群馬方面と雪が剥げかけていたスキー場もなんとか正月の営業にまにあって

    ホッとしているのではないでしょうか、良かったですね!

    すでに降雪も波も終わろうとしてますが、この後も3日ごとぐらいに

    雪も波も出そうなので、やっと冬本番がやってきたと言ったところでしょうか

    ともかく暖冬と波なしにやられた昨年でしたが、今年は雪にも波にも恵まれた

    いい年になることを願ってます

    MAGICFILEMAN

     

    12月 31, 2023

    大晦日、今年もお世話になりました!

    すっかりフルフル詐欺になってしまった、今シーズン前半戦

    寒気が降りてこれない状態が続いた後に南岸低気圧が秋のような

    通りかたでそのあとの冬型が弱めで短めなので長野、群馬方面があまり

    よろしくない、東北と北海道はなんとかなっていますが例年よりトーンダウンな

    年内まででした、まあこれを秋がずれ込んだと前向きに考えて、この後に

    がっちり冬がやってくると期待してますが、、あまり大きいことは言えなくなってきた

    ともかく全国のスキー場が全面OPEN!! という嬉しいお知らせができる強い冬型を

    切望しております、祈ってます!

    親父は12月は1日も休まず、正確には太郎くんのパーティーで1.5日休んだ以外は

    全てチューンと納品でお仕事でございました、嘘つきました早朝に2時間サーフして後悔とか

    板の受け取りで2時間釣りしたら仕事詰まって後悔とか、いろいろとありました

    ですが毎日仕事だったのはここ数年で久しぶりでした

    せっかくお問い合わせいただいたのに納期が間に合わないのでお断りした方々の

    人数も数知れず、ここ数年で一番多かったです、申し訳ありませんでした

    これに懲りずにお問い合わせくださいませ

    というわけで本日大晦日でございますが、チューンの作業を続けています

    手が遅い、納得いかないとやり直す、新品の板の入荷遅れなどさまざまな要因が

    重なった結果なのですが、来シーズンは受付できる本数の上限を決めようかなとも

    考えています、やはり1本にかかれる時間をしっかりとりたい事が一番の理由です

    まだ納めさせていただいてない新品の板、チューン以来の板たちが多数作業待ちに

    なっています、年内に納めさせていただけなかった方々には本当に申し訳ないと

    思っています、年明け元旦からも仕事始めますので是非ご理解いただき暖かく

    見守っていただければと願っております

    折しも今回のDIGinMAGAZINEはMAGIC BOARDがテーマでした

    サーフボードは全ての板がカスタムオーダーされているように理解されてますが

    実はかなりの部分でマスターシェイプの派生であることが多いです

    本当の意味でのプロトタイプはテストモデルとして作られライダーやシェイパーが

    テストしていますがそれが市中に出回ることはあまりないと言われています

    有名なシェイパーがあるときにmagicボードを作り出せるロッカーを手に入れる時があります

    この時がそのシェイパーのmagicボードの作られる確率の高くなる時です

    ではその他のシェイパーはだめなのか?というとそのようなことは全くなくて

    それぞれのシェイパーはアベレージ以上の性能を削り出しています

    ですのでサーフボードにおけるmagicボードは乗り手の技量、フィジカル、バランス、

    ブランクスの出来、など様々な要因が重なり合って生まれ出るものだと理解しています

    そしてこれは私がメンターと仰ぐジェリーロペスがDIGinMAGAZINEに寄稿していた

    なかの言葉ですが、magicボードにはある種のマナ(ハワイにおける気のようなもの)

    が必ずある、だから乗った瞬間に理解できるし、そのマナは受け継がれていくのだ

    といった内容のことが書かれていました、私もスノーボードにマナが宿るようにと

    願って削っています

    スノーボードは工業製品ですサーフボードもやはり工業製品ですですが

    乗り手が使用しないときに佇む姿は芸術品だと思っています、なかでもスノーボードは

    プレス型というマスタープラグが存在しほぼ決まった形に作られるのでカスタムオーダー

    という考え方は今までありませんでした、スキーがそうであるようにチューニングが

    その範疇だと考えられてきました、しかし将来的にコストを考えずに型を作ることが

    できるようになれば、プロトタイプもテストもレスポンスが良くなって行くのではと

    思っていますがまだ時間がかかりそうですね、実現すれば全てのパートでオーダーが

    可能となりますが、いまのところかなりのコストがかかると考えられます

    現在市場で流通する高品質のスノーボードの場合は

    その造形の中に存在する歪み、ずれ、フレックス、コンベックス

    などをチェックして整えてさらにリリースするソールとボトム形状

    機能するエッジを削り出すことがチューニングのスタンダードな流れです

    エッジの表面を流れ、削られていく氷の粒をイメージしながら整えるエッジ

    シェイプはとても神経を使いますが、楽しい作業です

    長くなってしまいました、今年もお世話になりました、明日元日から大雪になりますように!

    良いお年をお迎えください!

    MAGICFILEMAN

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