TUNE-UP

今日3000Mを超えるピークに絡んだ新雪に歓喜の声が響いたであろう

11/26土曜日、例年よりも遅い積雪に居ても立っても居られないジャンキー達の

情熱がSNSの画像と動画で伝わってきた、北の大地ですら未だ滑走が難しい

このタイミングですでに滑っている奴らには脱帽だと素直に称えておきたい

自分的には1000M台のゲレンデのOPENが一つの指標となるのは例年のことだ

TUNE-UPとはまた大きく風呂敷を広げたお題目何が言いたかったといえば

このところそれぞれのチューナー達のアプローチが見えて面白いと思ったからだ

スキーからチューンを始めたチューナーは一番数値にこだわるように感じます

スノーボードから始めたチューナーはおそらくマシンでのアプローチが多いように

思えます

僕はスノーボードから始めましたがサーフィン歴が長かったこともありサーフボード的

アプローチでチューンを進めていきます

具体的に言いますと数値にはこだわりますがそこにフォーカスはしません

何故ならばソール、サーフボードで言うところのボトムが重要だからです

ボトムの形状からの繋がりにエッジがあるので、まずはソールの形状からの

アプローチとなります、サーフボードには大まかな数値としてのシェイプのモデルが

存在しますが、削り上がりの設計図は存在しません3Dのフォイルとカーブ、ロッカーは

手作業で変化させていくからです、もちろんターゲットの数値は存在します、そこに向けて

どのように変化させていくかが重要なんです

連続してたわみ捻れていくエッジとソールにあわせて3Dのエッジビヴェルを削り出します

そこにあわせたサイドエッジが作られます、ソールは常に連動していますしターンの

主軸的感覚を作り出します

スノーボードは工業製品ではないのです、一つ一つ手作業で作られた工芸品です

ばらつきはもちろんあります、それを乗り手の希望とチューナーの狙いと作り手の

思惑がピタリと合わさる幸せな焦点を探してチューニングします

ですから数値を表記した設計図は意味があるようで実はあまり意味がないと言うのが

僕の考えです、ですのでカテゴリーCには 代表的シェイプモデルを3つ作ってあります

チューナーの思いはチューナーの数だけあるでしょう、僕のアプローチはサーフィン的な

スノーボードを目指しています、決してサーフィンありきではないのです

もちろん普通のスノーボードのスノーボード的チューンもいたします、ですがGENTEMSTICKと

出会ったことでサーフボード的スノーボードチューンが必要でありそれによりさらに快適に

カーブ、リップ、ボトムターン、カットバックが可能になることを確認できたことが

大きな喜びとなっているのです、数値には現れないチューンによる気持ちいい滑り

どんなシーンでも板に乗り込んでいける安心感そんなチューンを目指しています

ゲレンデに歓喜の叫びが轟くのも秒読みとなりました、この冬が皆様にとって最高の

シーズンとなりますとを心から祈っております

MAGICFILEMAN