Magic Tune Blog
スノーボードチューンナップ
    2月 16, 2020

    さて雪はどうなる?

    本日は雨薄ら暖かく波はフラットもちろん雪は3日前の雨により

    かなりやられましたアルパインエリア限定で生きている

    場所もありますしかし高度を下げるとどこも春イメージの雪に

    しかも今日は暖かい低気圧によりどこの山もガスガス真っ白という

    SNSが盛んにアップされてます

    多分北の大地のさらに北ぐらいまで北上すれば生きてる雪に

    出会えるかもですが費用対効果が悪すぎます

    そんな日曜日ですから本日2回目のブログアップでっす!

    勝手に雪予報個人版責任もてませんを発表!感覚的には

    今が1月なかばと考えてます、ですからここしばらくは

    降っては固まるを繰り返すでしょう

    現在一番信頼しているWINDYのコンピューター予報では

    月末までにもう一度暖気が入りますが概ね寒気が強めに入ります

    特に月末近くには季節風も通常の流れに戻って雪が期待できそうです

    とはいっても春は早そうですが去年のパターンを繰り返しそうな気もしてます

    なので3月後半から4月にかけても降雪が期待できるかもです

    あくまでかもですよ、、なので3月前半は要チェックでしょう

    昨シーズンのようにこれがラストパウダーだ詐欺が何回も

    出ると良いな〜〜笑

    まあ外れたら笑ってスノスケの年にしましょうや!

    で暇なんで再びGENTEMカタログ見て来年なに乗ろうかな?

    と悪巧み、、、やっぱり来シーズンはオルタナティブ系ですね

    ロケットのラインナップの数を見ても力の入り具合が伝わりますね

    TTが素晴らしいのはもう十分理解していてターンの入り口から

    出口そしてトラディションまですべてに抵抗のないスムーズな

    乗り味とその難しくも奥深い操作性は取り憑かれる人が後をたたない

    のもわかります、ともするとTTしか乗らない人になりがちなモデルなんですね

    ただスノーサーフ的に板を解釈するとやはり高速域で安定すること

    ターンのRを作り出す自由さ悪雪時の取り回しなど頑張らなければならない

    部分もあります、まあそれがTTの魅力でもありますが、、

    僕が思うスノーサーフ的ライディングはやはり低速域でのターンの自由度

    地形を読み利用することで失速を防ぎ加速する、幅のあり板であるがゆえ

    板を立ててトーションを利用することを理解できるそしてなにより

    サーフボード的な形状であることなど魅力がいっぱいです

    しかし上手く乗るのは難しいです、幅があるのでターンがズレやすい

    広そうに見えてスイートスポットが狭く常に板のどこを使っているのか

    考えながら滑らなくてはならないなど簡単には乗りこなせない

    魅力もあります、ビックマウンテンに取り憑かれるのも素晴らしいですが

    目の前のゲレンデには極上の地形と雪の波があります

    そんなゲレンデで最高に楽しめるのがオルタナティブシリーズだと思います

    さて来シーズンどのスノーサーフボードにしましょうか?

    MAGICFILEMAN

     

     

     

     

    GENTEMSTICK 20-21

    gentem20b-cat-overview-fin1-1

    GENTEMSTICK 20-21 のラインナップが発表された

    もうすでにカタログを広げて隅から隅までチェックされた方々が

    多いことだろう、若干のフレックス変更とインサートホール位置変更が

    行われたようだが確認は2月19日から23日まで丸沼スキー場で開催の

    試乗会で実際に板を見て確認して欲しい(21日は試乗会はありません)

    もし丸沼に来れない方は3月14〜15日に尾瀬戸倉スキー場で関東の

    サーフショップ5店舗合同の試乗会もありますので、そちらでゆっくり

    時間をかけてチェックすることもできます、僕のお店と友人のお店の

    合同なのでお気軽にのぞいて見てください、お待ちしてます

    ところで事実上の冬の最大セットが日本列島にぶつかった大雪到来の

    2月の1週目それまでの小雪に泣いていたスキー場と雪山ガイド達は

    にわかに活気付いてSNSは真っ白けとなりホッとしたことだろう

    ほぼひと月遅れのこのセットは本来であれば1月の頭に到来するはず

    なのだが、やはり気候変動が起きていることが事実であるのを

    感じないではいられない、僕自身POWの活動に協力したりほんの些細な

    ことでも環境に負荷を与えにくい生活と活動を心がけている

    自分一人のほんの少しのことだから大丈夫なのではなくて

    ほんの少しのことの積もり積もった結果がいまの地球の風邪のような

    症状を引き起こしているのだから、一発逆転はありえなくて

    少しずつでも改善していくしか方法はないのだと思う

    サーフィンをスノーボードを楽しむ僕たちは自分たちのフィールドを

    少しでも自然と共存していける方法を探し実践する責任がある

    そう考えながら海に山に向かえば、途中で立ち寄るコンビニですら

    コップ一つ購入するもの一つも考えて買うようになる、1杯100円の

    コーヒーのプラの蓋は毎日日本中でどれだけ捨てられているのか

    考えてみると恐ろしい数になるだろう、紙のコップの数は?

    どれだけの木が使われて作られているのか?

    考えるだけで恐ろしい、とはいえ全てを原始に戻すことはできない

    だからポットを持ち歩いても金属資源は使用しているわけで

    人間はどこまでも身勝手だ、偽善といわれてもなんでもかまわない

    まずは考えて行動してみることが大切なのだと思う

    MAGICFILEMAN

     

    1月 26, 2020

    始まりからスノーサーフィンだったこと

    Mr SNOWBOARD ジェイクバートンが天国に召された

    その生い立ちから歴史を亡くなられる数ヶ月前に自分で記録してあった

    とBURTONのHPでは発表されていて、その文章を読ませていただいた

    ジェイクが子供の頃に欲しがったクリスマスプレゼントがサーフボード

    だったが違うものがプレゼントされて仕方なくスナーファーを

    買ったことが書いてあった、これがのちのスノーボードに

    発展していくことになる、ジェイクはサーフィンがしたかったわけだが

    いかにしてスキーのテクノロジーを使って苦労してスノーボードを作ったのかも

    書いてあった、つまりスキー場でこの変わった乗り物を認知してもらうために

    リフトにも乗れ全てのピステで滑走できる道具になるための努力が解説してあった

    話がそれるが僕は個人的にスノーサーフィンはないと言い続けてきたが

    それは単にサーフィン至上主義とか一緒にして欲しくないだとか

    そういう考えで言っていたわけではない、だが自分自身でも釈然としない

    説明しきれてないところがあった

    今回ジェイクの文章を読んでいて腑に落ちた部分があった

    ミロビッチから始まったと言われている神聖なるスノーサーフライドは

    そのままの形で山の中で密かに信仰されていればまさにスノーサーフィン

    だったのだが、スキー場を利用してスキーと同等にあらゆる雪質と斜面を

    滑るために、スノーサーフボードであることを忘れることで

    スノーボードになり性能は飛躍的に向上して、業界は一気に発展した

    ということなのだ、だが神聖なるスノーサーフィンをどこかで忘れずに

    いた人々が再びその世界観を表現したことが

    いまのスノーサーフムーブメントの根っこになっているのではないか

    と思ったからだ、なにを今更と言われると思うが

    間違いなくスノーボードブームの熱狂のなかで密かに冷ややかに

    ブームを見つめていたスノーサーファーたちがいたのだ

    そのヒッピーの匂いをまとった者たちは必然的に山を登り

    自然地形のなかに波を見つけ、スケートボードを嗜むものは

    ランプをまたはボウルを見つけ出したということだ

    そこに必要だった道具としての板に極めて古典的であるがモダンでヒップな

    香りがするGENTEMSTICKがはまったということなのだろう

    僕の勝手な解釈なのでご容赦願いたい

    つまり始めからスノーサーフィンだった、だから今更これがスノーサーフィンだと

    定義されると違和感を感じていたとそういうことだったということなのだ

    GENTEMSTICKは他のメーカーと何が違うの?

    それを知るにはサーフィンとスノーボードの歴史と文化を調べ理解する事

    だと思っています

    GENTEMSTICK創始者、玉井太郎が最初にスキーを嗜み、その後サーフィンを信仰し

    スノーボードに出会った、まずこの流れがあったからGENTEMSTICKのデザインが

    生まれたのだと思う、MOSS SNOWSTICKの田沼氏がそうであった様に雪の中で

    サーフィンがしたかった、これに尽きるのではないかと思う

    おそらくJAKEもその考えはあったのだが、それよりも優先したのは乗りやすく

    誰もが楽しめるスノーレジャーとしてのボードの開発だったと言うことなのだ

    その考えがあったからこそ、今日のBURTON社がありスノーボードビジネスが

    存在できているのだ、大きくなりすぎると何事もひずみが生じて最後は破城する

    JAKEがその道筋を付けていったからこそ、その周りでスノーサーファー達は

    マインドを持ち続けていられたし、テクノロジーの恩恵にも授かれた

    僕たちは皆JAKEの子達なのだ

    偉大なスノーボードの始祖であり創始者JAKEは今も天国で最高の斜面を

    滑り続けているでしょう  Ride On JAKE

     

    このブログは昨年の12月に書き留めておいた下書きに加筆した文章です

     

     

     

     

    fish

    個人的に今再びはまっているのがFISHだ

    海においてはfishのツインもしくはクアッドがとても楽しい

    スラスターの便利さは否定するところではないのは当たり前だが

    一時期爆発的に増えたfishサーフボードが減ってきたこともある

    へそ曲がりなのだ、ただ近頃サンディエゴに生息する天才サーファー

    ロバートマチャド  AKAロブマチャドが再びfishを再解釈して

    広報活動にとても熱心なので、再び火がつくことは確実だと思われます

    もっともやつは半端じゃないセンスを持った天才なので同じfishを

    乗ってもあのサーフィンができるとは思わない方がいいですよ

    でスノーシーンではどうかと言いますと

    こちらも一時期の爆発的スノーサーフfishブームは少し落ち着いた

    気がします、やはりこちらもスラスター的な乗り味の細身な

    フラットキャンバーポイントノーズラウンドテールが

    通好みとなっているようですがその板から綺麗なカーブを取り出して滑るのは

    サーフィンでスラスターを乗りこなすことと同じ難しさが

    あると思っています

    ただ雪の場合は適度な硬さとトーションの強度の設計が間違っていなければ

    トレーニング次第で美しいカービングが描けることは

    スラスターと同じとも言っておきましょう

    個人的にロケットフィッシュHPがツボです、このあまりに小さい

    スノーサーフボードは乗り手のカービングテクニックを要求してきます

    スイートスポットは広そうに見えて意外とピンポイントで

    この辺りはTTなどのフラットキャンバーと同じ感覚です

    しかも板を立てた状態でエッジを使い体重移動を有効に使う

    感覚も似てると思います

    違うのはフラットキャンバーよりもずっと丸くターンし続けられる

    ということです、この丸くターンしていくことが僕がいまイメージする

    スノーボードにおけるスノーサーフ的ターンです

    サーフィンを長く続けている方と山に行きますとバーチカルな地形で

    必ずリップしようとします超難易度のテクニックとして存在しますが

    まず普通のサーファーがたとえプロであっても波と雪では同じように見えて

    全く違う運動となります、なのでリップしようとせず丸く綺麗なカービングで

    繋いで行く3D地形の高度な滑りこそがスノーサーフらしい滑りだなと

    思うことが多いです

    もちろん雪質によっても斜度や地形によっても乗り方は変化して行きますから

    サーフィン的リッピングに近い動きが比較的簡単にできるシーンもあります

    雪の少ない今シーズンですが、バンク系サーフパークが丸沼スキー場に

    造成されました、GENTEMSTICK創始者玉井太郎設計監修 制作バブルス丸山隼人

    30年前から太郎くんが温めていたアイデアとスケッチが元になり

    作られた誰にも楽しめるスノーサーフパークです、あいにく用事で

    オープニングには行けませんでしたが僕も早く滑って見たい雪の波です

    人工的な地形ではあるのですが、だからこそFISHのようなスノーサーフボード然とした

    板でスノーサーフを追求してみるのが良いと思います

    誰もが滑れる地形に作られた人工の雪の波そこでスノーサーファー良い感じだね

    いけてるねと思わせるターンはどのようなカービングでしょうか?

    その答えを探すのはサーファーでもスノーボーダーでもスケーターでも

    良いと思います地形を好む者は皆その時スノーサーファーなのですから

    ぼくがこの波に持ち込みたいFISHは雪にもよりますがsuper FISHかrocket fish HP

    ですね、つぎのセットでフレッシュスノーWAVEをやりにいこうと

    密かに計画中です  MAGICFILEMAN

     

    1月 25, 2020

    常識

    雪が少ないことを言い訳にブログアップをサボってました

    申し訳ありません、実際には嬉しい事に次々と仕事をいただけて

    手の遅い自分的には全開で走っていましたが

    雪の便りが少ない今シーズンの事実上のファーストセットの

    予報を見てしまい、気がつけば白馬に向かっていたという

    サボり滑りが発症していたという事です

    良い雪ありがとうございました!

    さてお題の常識、、、スノーボード界には常識でしょう

    と言われている事や信じ込んでいる事などが沢山ありますね

    まあ有りすぎて書ききれないのですが今回はホットワックス

    関係で言って見ましょうか

    その昔カラフルなシンタードベースが主流であった頃は無かった

    ソールの黒光りは滑る説有りますよね、もちろん真っ白にケバ立っている

    よりは当然滑りますよ、なんかこの説の根っこはアイスバーンの

    スタッドレス効かない、ブラックバーンあたりにあるのかな?

    とも思ってますが、定かではないですね

    黒光りが語られだしたのは、おそらくレースシーンでしか

    見ることのなかったカーボンソールを採用したGENTEMSTICK

    の流行と同時に広まった気がしてます

    このカーボンブラックソールはもちろんシンタードですが

    その番手にも種類があって、製造ロットと製法によって硬度や

    粘り、木目の出てき方などに違いがありますね、ですから

    その種類ごとにチューンしてソールを作るやり方が違います

    また結構昔から信じている事にソールがスリック状にツルツル

    であれば滑るというのもありますね、なんかパウダースノー

    の時なんかは抵抗がなくて滑りそうですよね、これも仕上げ方に

    よるのですが、普通の温度の雪であれば大抵渋ります

    この話をもっと突き詰めるとスノーボードはなぜ雪の上で

    滑走するのかのお話が長くなるので、今回はオススメの

    ホットワックスの方法だけをご案内して見たいと思います

    まず最初にそーるの汚れを落とします、普通にリムーバーで

    ワックスを浮かして、スクレーパーで落とし、ペーパーで拭き取りを

    2回ほど、乾かしてから硬めのブロンズかブラスのブラシで

    しっかりと綺麗に傷をつけるようにノーズからテールにむけて

    ブラッシングします、このいかに美しく均一に傷をつけるブラシ

    ができるかでそのあとの工程の綺麗さに差が出ます

    ストラクチャーを作る気持ちで掛けましょう

    そして細かい汚れをペーパーで拭き取り、ベースワックスを

    かけます、ぼくは簡単にかけられるMAGIC WAX オリジナルを

    1回で済ませていますが柔らかい系のワックスであればそれで良いと思います

    そのワックスが固まってきた頃によーく研いだスクレーパーここ大事ですで

    均一に剥がし過ぎづ残し過ぎづな感じで剥がしますが、これが結構

    難しいです練習してください、滑走面に傷を付けづにケバをカットしている

    感覚です、でパックされている雪であればMAGIC WAX SK2をパウダーで

    あればオリジナルを再度ホットワックスするのですがその時も

    サンドペーパーをかけるよりも、中ぐらいの硬さのブロンズかブラスブラシ

    をしっかりかけて綺麗な傷を作りましょう、すでに良い感じに艶が出てきますが

    これはあまり気にしないでいいです

    再び同じ気持ちでスクレープして最後にファインスチールブラシを

    かけて仕上げます、パウダーの時はさらに馬毛で仕上げます

    早い滑るソールは美しいブラシによるストラクチャーが大切です

    この工程で結果的に艶も出てきますが、それよりも細かい傷の中に

    均一にコーティングされたワックスとそれにより細かい微細なケバ

    が寝かされてできたソールは雪離れが良くて滑走抵抗も少ないと

    思っています、話が長くなってしまいました

    ともかく一番大切で重要なのは、最初にかける硬いブラシです

    これを怖がる方が多いです、滑走面に傷が入る気がするし

    実際に入りますからね、ワックスの種類も大切ですが重要なのは

    ブラシです、高いワックスを買うお金で良いブラシを揃えましょう

    昔からあるヨーロッパの有名メーカーのブラシはやはり良く考えられて

    います、本当に使えるものを確実に作り出していますね

    まずはしっかりとしたブロンズとファインスチールと毛足の

    短い馬毛ブラシの3種類を揃えて、仕上げて見てください

    できればアイロンも良いものを使いたいですが高価なので

    暖かい部屋でかけるなど工夫してください

    来週もまとまった降雪が期待できそうですね、今シーズンは

    こんな感じで少しづつ雪が増えて行くのかもしれません

    まだシーズンは始まったばかりです、良い雪を楽しんでください!

    MAGICFILEMAN

     

     

     

     

     

    1月 1, 2020

    謹賀新年!

    明けましておめでとうございます!!

    今年も皆様にとって健やかで素晴らしい年になりますよう

    心より願っております

    おそらく20年ぶりぐらいであろう、降雪の少ない年末年始と

    なりましたが、北の大地や東北方面では少ないながらも

    良い雪を滑れているようで、あの20年前の正月にスキー場が

    ゴルフ場に見えてしまう状態ではないのが救いです

    しかし北欧の少女にヒステリックに気候変動、気候危機をどうしてくれるのだ?

    とののしられた大人たちは、きっかけの良いか悪いかは別にして

    気候変動が起きているのだと気がつかされたようで、その年の冬のシーズンが

    まさかここまで雪の少ないシーズンインとなるとは思っていなかったのは

    正直な気持ちだ、あれだけ色々と聞かされ読まされたにも関わらず

    疑う気持ちもあり、いまだに大気中の排気ガス系の割合のバランスが

    そこまでひどくなっているとは思えないのだが、現実問題として

    季節風が蛇行し寒気の南下を妨げていることによる小雪を見ると

    やはり温暖化は進んでいると確信せざるえないところだ

    異常な発達を見せる台風やありえない集中のしかたをする

    大雨など全ての季節がおかしくなっているのもまた認めざるえない

    自然に対するインパクトをなるべく回避しながら

    雪を波を川を楽しく遊ばせてもらうためにも、さらに環境問題に

    目を向けていかなければならないと考えさせられた

    まずは自分たちができる範囲で構わないしそれ以上を目指すのは

    それぞれの生活や生き方が問われてくる、本当に小さなことで良いから

    意識するだけで変われていくと思っています

    初日の出サーフィンを楽しむ方々を眺めながら、そんなことを

    考えていました、明日から山に向かおうと思っています

    Happy New Year 2020 !          magicfileman

     

    12月 30, 2019

    NEWボードを乗る前の準備

    年内のチューンもひと段落、、したわけではない、、笑

    のだが、とりあえず新年を迎える用意なぞしないと

    やはり気持ちが治らない、やはり日本人なのだな

    松飾りにおせちなど準備もしたが、やはり仕事が気にかかり

    いつもはお店でのんびりするのだが、今年は2日から

    仕事始めの予定、やり残してしまったチューンと

    新品の板の納品が残ってしまったので、そのチューン

    をやろうと思っている

    新品にチューン?と思われる方も多いと思うので

    ここで再確認しておきましょう

    はっきり言って新品の店頭に並んでいる板をそのまま

    乗ることは、半完成品を乗るのと一緒です

    いかなgentemstickといえどもそれはやはり同じです

    なぜならば工場から出荷された状態は乗れる状態ではない

    からです、ワックス塗って乗ってしまえば乗れなくはないし

    そのまま乗ってしまう方も多いと思います

    最低限のダリングと言われるいらない部分のエッジを

    丸めて簡易ワックスを塗るだけのプレチューンと

    言われる、本当はチューンなどと言って欲しくない

    もので、滑っている方がほとんどです

    でも滑れてしまうので、これがスノーボードの悲劇の

    始まりである場合も多いようです、そのまま幸せな幸運な

    方々はそのままでいいですね

    では僕のところではどうしているのかと言いますと

    これが実は難しいのです、乗る方の好みや技術が見えて入れば

    わりと簡単なのですが、見えてない場合は必要最低限でありながら

    最大の効果が出るであろうチューンを行います

    もちろんその後のチューニングを行える削りしろも

    十分に残したやり方です

    最初にエッジに塗られている錆止め加工の防錆剤を取り除きます

    意外ととりにくく工場によって塗られているものが違うので

    リムーバーで拭く位では落ちません、まあgentemディーラーで

    あればこれは当然やってますね、で次は最低限のダリングと

    必要な部分には少しのビベルを施しますが

    ほとんど分からないぐらいのレベルです、でもとても重要です

    そして次はサイドエッジの揺れを取ります

     

    IMG_7887

    これがコーティングを剥がした後の機械加工の揺れが残ったエッジです

    反射した光の中に揺れが見えますこれをファイルでフラットにクリーンナップします

    IMG_7892

     

    クリーンになったエッジです、ずいぶん違うでしょ同じ板の同じ場所です

    僕の感覚ではこの揺れを取り去ることで新しい板の乗り味は大きく違ってくる

    思っています、特に深いターンの時のエッジのスムーズさは全く別の感覚になります

    必ずやってもらった方が良いと思います

    でこの後にサイドウォールとサイドエッジにワックス加工をして乗っていただきます

    昨今の板を立ててカービングしていく滑りの中ではやはりサイドウォールの問題は

    避けられないことなので、色々と試しています、この部分は今後さらに進化させていかなければ

    ならない、と考えています

    年末で少し時間ができたので、前から考えていたことを書いてみました

    今シーズンもお世話になりました、雪の少ないシーズンの始まりとなってますが

    年明けには良い雪がたくさん降ってくれると思っています

    迎える新年が皆様にとって最良のシーズンになりますように!

    MAGICFILEMAN

     

     

     

    12月 13, 2019

    TTチューンの奥深さ

    このところ再びキャンバーのチューンに興味があって

    かなり考えながら削ってきたのだが、キャッチとリリースの

    バランス点が見えてきて良い感じになってきていると思う

    そしてまたTTつまりフラットキャンバーのチューンに

    興味が湧いてきて、もう一度考察してみようと考え出した

    このgentemstickのフラットキャンバーと言う板は一体

    なんなんだろう?とそこから考えてみた、いわく抵抗のない

    雪面からの返り、抵抗感のない雪質における自由な乗り味

    乗り手を選ぶ、難しい板、など様々な意見と感想が唱えられてきた

    gentembookによるとモダンクラシックと製作者玉井太郎氏は言っている

    そう現代版のクラシックな板なんですね、最先端のテクノロジーに

    頼らない、スノーボードの始まりから一貫して変わらない作り

    のスノーボード、だから簡単に滑れないし上手く走らせられない

    でも上手く走らせられた時はその乗り味の中にサーフボードを感じる

    ミロビッチいわく太郎の雪に刻むラインはサーフィンそのもの

    でありオリジナルだと言う文章にもサーフボードとの感覚的に

    共通する部分が表されています

    とするならばやはりサーフボードのシェイプデザインで

    考えていくのがチューンの考え方の一つなのでは?

    と考えたわけです

    サーフボードデザインの初期のボトム形状はフラットかドーム

    でしたそこにVボトムいわゆるVeeが開発されて一気に性能が上がった

    と聞いています、一つの完成されたサーフボードのボトム形状は

    フラットからVeeに繋がるボトムです、またドームからフラットそしてVee

    もありました、過激なデザインとしてフルVeeなどもありました

    どれも水のリリースとキャッチとターンをバランスするためのデザインだった

    とおもいます、ではこれをスノーボードに当てはめるとどうなるでしょう?

    まずスノーボードにはフィンがありませんからフィンレスサーフボードが

    近いのかもしれませんですがそこに囚われ過ぎると考えがまとまりません

    ですから、一般的なサーフボードで考えようと思います

    サーフボード的アプローチのデザイン考察は

    一般的なスノーボードでは当てはめられません、スキー理論のほうが

    しっくりきます、ですがフラットキャンバーにおいてはサーフボード

    デザインを使用することが可能です、使うか使わないかは別にして

    フラットからVeeもフルVeeもフルロールもどのようなデザインでも使用することは

    可能です、ですがそれが正しく機能するかは別の問題です

    今僕はプロトタイプとしてテスト的に本人の承諾のもと試している

    シェイプがあります、一つは偉大なシェーパーモーリスコールが

    提唱したリバースVeeです詳しくはかけませんがフラットキャンバー

    と相性がいいかもしれません、また違う考え方のエッジシェイプとして

    living Edge と言う考え方も持っています

    まあ生きたエッジと言う意味なのですが、死んでいるエッジは無いでしょう

    と言われるかもしれませんが、ボトム形状とフレックスの関係のなかで

    ターン中に動き続ける働き続けるエッジと言う意味で使っています

    いずれも走る板、走るエッジ、伸びるターンが感覚面での答えです

    この考え方を持ってからTTなどのフラットキャンバーのチューンが

    少しだけ理解しやすくなりました、もちろんサイドカーブと

    ノーズとテールのロッカーとの関係はとても重要でそこは全てが

    関係して機能していると考えていますからアクション時の抜けなども

    その中のファクターだと思います

    ただ今の所極端なテストシェイプはユーザーの方には行いませんので

    ご安心ください、自分の板に黙ってやってダメなら黙ってやめます笑

    いまサーフボード界で流行っているエッジボードなどのデザインも

    スノーボードで再現されるのか?もう誰か試しているのか?僕もまだ試してませんし

    どうなるのでしょう?アイデアとしては頭の中にあるのですが、、、

    TTは基本設計がとてもしっかりとした板なので、そこはやはり基本に忠実に

    仕上げていくことが大切だと思っています

    僕がTTのチューンをするときエッジを削るときにどの様なことを

    考えて削っているのかを書いてみました、チューニングは

    どこまでも終わりのない奥深い世界だと思いますMAGICFILEMAN

    12月 11, 2019

    毎年のこと

    この3ヶ月ほぼ休日無しで走り続けて、年内あと3週間は無い

    体は究極に疲れているが、ハチミツやらサプリやら友人に送ってもらった

    HANAHoneなどをはじから食べながら

    体のPHを弱アルカリに保っている気になっているのが効いているのか

    ともかく倒れずにここまでたどり着いた

    まだ多くの仕事を残しているこの時点で安心などできない

    ブログの下書きはいくつも溜まっているのだが

    途中で思考が停滞してしまい、先に進まなくなるので

    アップできないのです、年明けの時間ができた時か

    山で座禅でも組んだ後にでも続きを書こうと思っている

    今の状態はつねに板の映像が頭の中に映し出されている

    状態で進化させていくにはどうしたら良いのか?

    考え続けている、それは形状だけでなく板の全ての事象と

    ワックスの事とその使い方と考え方も全て含めてだ

    そんな状態なので朝のほんの少しの時間アーシングで

    海に入っても頭の中では雪を滑っている感覚なのだ

    チューンをお待たせして申し訳ありません

    最後の最後の仕上げまでいった板が気に入らずに

    最初からもう一度などやってしまう性分なもので

    時間かかってます、もうしばらくお待ちください

    目が厳しいのでこの辺で明日に備えますMAGICFILEMAN

    11月 15, 2019

    START !!

    サポートライダーSUZUMURA ARATA が土産話とチューンの板をどっさりと

    持ってきてくれて、今シーズンもいよいよ始まったと思ったのが3日前

    群馬に生息する妖精がフラ〜と川の岩のりではなく

    伊豆の岩海苔ですと海苔と長板を抱えて入り口に立っていたのが先週のこと

    すでに雑誌で洗脳された雪滑り中毒患者達はなんとか平常心を取り戻すべく

    この冬の新作DVDの試写会に向い、横乗り日本はすでに文化になり

    業界を牽引している気配で顔を出さないと相当まずい様子

    そんなタイミングで降りてきた強い寒気がもたらす降雪は

    文字通り出来過ぎの揃い方でスタートダッシュしている

    1発目のセットは前評判よりも

    小ぶりでしたが寒気が北に偏って低気圧も絡んで

    重めの湿った奴がたっぷりと降っている模様

    旭川方面とニセコも降り続いてるようです

    本州はどうでしょうか?

    東北はあまり情報が流れてきてませんが順調に冷えている

    と聞いています

    で関東は?まだですね、長野も今朝の室堂のライブカメラはなんと快晴!

    白いけどまだ地面がわかる程度でした、これからに期待しましょう

    と気分が上がってる時に不吉な予想も出てます

    22〜26あたりにかけて北海道までを含む広い範囲で

    強い暖気が入る予想となっています、おそらく十勝方面

    の根雪は大丈夫と思われますが、本州がちょっと心配です

    ということで、個人的には昨シーズンと同じ立ち上がりかな?

    と思っています、つまり12月1週目あたりに全国的に

    立ち上がるのでは?と思っていますが、どうなるでしょう

    もし22の暖気がはずれれば、このままシーズンインも

    ありえます、つまり立山クルーの板を何が何でも仕上げなければ

    ならないということです、ニューボードと並行して座る間も無く

    頑張っていますが、ついハマると考え出してあっという間に

    時間が経ってる、雪が来るのが嬉しい反面、怖くなって来る

    毎シーズンのこの時期の気持ちです  MAGICFILEMAN

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